USDコイン(USDC)とは?仕組みや特徴、将来性を解説

06/23/2022著者: c, dora

USDコイン(USDC)は、Centre社が2018年に発行された暗号資産(仮想通貨)であり、テザー(USDT)に次ぐ時価総額2位のステーブルコインです。

今回は、ステーブルコインであるUSDコイン(USDC)の仕組みや特徴、将来性などをわかりやすく解説していきます。

USDコイン(USDC)とは?仕組みや特徴、将来性を解説

 

USDコイン(USDC)とは


USDコイン(USDC)は、ドルペッグのステーブルコインです。2018年から発行され、最初はイーサリアムブロックチェーン上に展開していました。その後、さまざまなチェーン上でも展開が可能な仮想通貨へと進化しています。

 

ステーブルコインとは、通常の暗号資産に比べ、価格が安定している暗号資産のことを指します。USDコイン(USDC)の場合、米ドルの価格に連動して安定的に価格が変動する仕組みとなっています。

 

1USDT=1ドルで固定されています。現在流通するUSDコイン(USDC)は、7.55兆円を超えており、USDTに次ぐ最も利用されているステーブルコインです。

 

USDコイン(USDC)は大手会計事務所は、その保有されている現金や資産を確認し、準備高が発行しているステーブルコインの数と一致していることを検証し公表しています。これにより、通貨としての信頼性を保証しています。

 

 

USDコイン(USDC)の発行元Centre社


USDコイン(USDC)は、Centre社が2018年に生み出した暗号資産です。Centreは、サークル社とCoinbase社等をメンバーとした共同事業体です。

 

Center社は、オープンで信頼できる金融システムを作り出すことに寄与することを目的に立ち上げられました。その一環として生み出されたのがUSDコイン(USDC)になります。

 

Circleは、大手フィンテック企業で、ゴールドマンサックス傘下の企業です。また、Coinbaseは大手取引所を運営する上場企業です。非常に社会的信用の高い企業軍団が運営主体になっています。

 

 

USDコイン(USDC)の仕組み


1.複数のブロックチェーン上から発行される

USDコイン(USDC)は、複数のブロックチェーン上から発行されています。

2018年時点では、イーサリアム上のチェーンのみでしたが、その後、アルゴランド(ALGO)ステラ(XLM)、およびソラナ(SOL)などのチェーンで展開されています。

特に2021年頃から、マルチチェーン化を始めています。マルチチェーン化によって、複数のDEX(分散型取引所)NFT(非代替性トークン)分野をはじめとするサービスで利用されるようになっていきます。

 

2.ドルペックの法定通貨担保型ステーブルコイン

USDコインの価値は、1USDC=1ドルとなっています。このタイプは、法定通貨担保型ステーブルコインと呼ばれるものの一種です。

法定通貨担保型とは、発行したUSDコイン(USDC)と同じ分だけ米ドルを準備金としてCentre社がデポジットするステーブルコインの一種です。

これが実現するのは、実際に発行したUSDコイン(USDC)と同じ分だけ米ドルを準備金としてテザー社が蓄えてているためです。

これにより、ステーブルコイン自体が無価値になった場合も、同額の法定通貨があるために信用が担保されるのです。

また、法定通貨担保型は、固定相場制などのようなかなり古い為替制度と同じような制度になっています。

 

3.大手会計事務所の監査を受ける

USDコイン(USDC)は、法定通貨担保型であるために、米ドルと発行したUSDCが同等であることで、価値の安定を実現していています。

そのためには、運営主体が、発行した通貨と同じ準備金を持っている必要があります。

この点の信頼性を担保するために、Cetre社は、定期的に米ドルの準備金を報告する必要があります。

そこで、大手会計事務所GrantThorntonLLPの監査があり毎月それらの保有について報告しています。

 

 

USDコイン(USDC)の特徴


1.非常に信頼性の高い仮想通貨

USDコイン(USDC)は、Centre社という企業による中央集権的な管理の傾向が強い一方で、非常に信頼性の高い暗号資産です。

USDコイン(USDC)はステーブルコインであるため、価値の安定のために企業が管理する必要性が出てきます。

USDコイン(USDC)を運営する企業の一つのCircleはアメリカの大手証券会社のゴールドマンサックスが筆頭株主です。さらに、ニューヨーク州からBit Licenseという仮想通貨業許可証を獲得しています。

大手証券会社や当局からのお墨付きをもらっており、Tether(USDT)に比べても、信頼性は非常に高い仮想通貨です。

 

2.ドルに連動しているステーブルコイン

USDコイン(USDC)はドルにペッグされていることで、価格が安定しています。

そのため、投資対象として使われてることは少ないです。取引所間での資金の簡単な移動や仮想通貨専用取引所での取引で利用されることがほとんどです。

例えば、資金を別の取引所に移動させるときに、価格変動の大きい仮想通貨で持っているとリスクがあります。そこでUSDCに交換することでリスクを縮減することができます。

 

 

USDコイン(USDC)の見通し・将来性


1.VISAの普及で使用用途が増加

USDコイン(USDC)は現在VISAのネットワークに追加されています。

VISAはグローバル最大手の決済会社であり、VISAの決済ネットワークに入るということはそのグローバルなんネットワークを通してサービスを拡大することが可能なこと意味します。

そのため、USDコイン(USDC)は今後VISAネットワークを起点に決済手段や送金手段として普及していく可能性が高いです。

 

2.取引ペアの増加

USDコイン(USDC)は取引所で取引ペアとしても普及していく可能性があります。

現在取引所ではUSDコイン(USDC)やテザー(USDT)をドルの代替のような形で提供しており、ボラティリティの高い仮想通貨の交換先となっています。

今後仮想通貨取引所により一層USDコイン(USDC)が利用されることで取引量が増えていき、普及していくことが予想されています。