【STEPNアップデート】APEレルムとは?概要・影響・将来性

2022/07/28著者: c, dora

「7月中に導入された第3レルム(realm)がどんなものかよくわからない!」

「これまでのレルムとの違いや導入の課題を知りたい!」

最近注目を集めるSTEPN(ステップン)が、2022年7月18日に第3のレルム『APEレルム』を実装しました。APEレルムの追加は、STEPNが掲げる「非クリプトユーザーをWeb3の世界に導く」という使命を大きく後押しすることが期待されます。

新たなレルムの追加は、新規参入を検討する方だけでなく、既存ユーザーやGMTGSTホルダーにとっても影響の大きなアップデートです。

 

そこで本記事では、STEPN(ステップン)の第3レルム『APE Realm』の概要や将来性などを解説していきます。

 

STEPN(ステップン)の 『APE レルム』概要


まずは、STEPN(ステップン)の第3レルム『APE Realm』について解説します。

 

1.「レルム」とは

そもそも「レルム」とは、英語で「領域」「王国」といった意味を持つ言葉で、STEPNにおいてはゲーム内に存在する独立した経済圏のことを指します。同じく頻出する単語の「チェーン」はレルムの基盤となる技術のことを指し、厳密にはレルムと区別されている点には注意しましょう。

 

第3レルム実装前の時点で、STEPNにはソラナチェーンを基盤にするレルム(第1レルム)とBNBチェーンを基盤にするレルム(第2レルム)の2つがあります。レルムの本来の意味になぞらえ、SOLのレルムは「S国」、BNBのレルムは「B国」と呼ばれることも。

 

各レルムのゲーム内通貨「GST(Green Satoshi Token)」とNFTスニーカーは、各レルムが使用するチェーン上で発行されるため、他のレルムとは互換性がありません。ただし、STEPN全体の独自トークン「GMT(Green Metaverse Token)」は、全てのレルムで共通して使用されています。

 

2.『APE レルム』のチェーンイーサリアムチェーン

2022年7月18日、そんなSTEPNの経済圏へ新たに追加されたのが、イーサリアムチェーン上に構築される第3のレルム「APE(エイプ)レルム」です。

 

「APE」という名前の由来は、サルのイラストをNFT化した高級コレクティブシリーズ「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」。NFT市場の人気拡大に大きく貢献したNFTアートで、世界中のセレブリティや有名人が保有している事でも有名です。

 

そのため、APEレルムのスニーカー(APE靴)には、バナナをモチーフにしたデザインが施されています。

 

「ETHレルム」ではなくAPEレルムという名前にした理由には、ビジュアル的な変化をつけることで少なからずコレクティブルな価値を付加したいという思惑がありそうです。アシックス靴スキンや今後実装予定のパンダスキンは、よりその傾向が強いと言えます。BAYCホルダーには有名アスリートも多いため、将来的にアスリート向けのサービス展開するための布石にする狙いもあるかも知れません。

 

前回のアシックスコラボとは異なり、BAYCの運営「Yuga Labs」と契約を結んだ公式コラボではありませんが、新たな可能性を模索する興味深いアプローチと言えるでしょう。

 

『APE レルム』、経済圏に与える影響


APEレルムが追加されることで、中長期的にエコシステム内に好影響が波及する効果も期待できます。

 

APEレルムへの注目はSTEPN全体の認知度を高め、既存のレルムが改めて注目を浴びる機会となります。GMTは全てのレルムで共通のため、APEレルムの活性化はGMTの価格上昇要因となり得るでしょう。

 

さらに、APEレルムを通じて得た収益は「既存の経済圏(旧レルム)に還元されることが公式によって明言されました。収益の一部を既存の第1・第2レルムにおけるスニーカーのバーン促進に使用し、NFTの希少性を引き上げる方法などが考えられます。

 

『APE レルム』のシンボル『BAYC』


第3レルムのシンボルとなった高級NFTシリーズ『BAYC(Bored Ape Yacht Club)』について簡単にご紹介します。

BAYCは米国の「Yuga Labs」社が発行する、サルをモチーフにしたNFTアートで、2021年4月にイーサリアム上で10,000点のみ発行されました。BAYCのアートは「ジェネラティブ」と呼ばれ、パーツを自動で組み合わせて生成されています。

 

BAYCの最大の特徴は、NFTの保有がクローズドなDiscordのコミュニティへ参加する「会員権」としての役割を持つことでしょう。

 

BAYCのホルダーには、マドンナやエミネム、パリス・ヒルトンなど日本でも有名な世界のセレブリティや著名人が多数名を連ねています。BAYCは、彼らと同じコミュニティに所属するためのチケットであり、それゆえに高額で取引されてきました。

 

BAYCの価格は、発行当初は0.08ETH(発行時レートで約176米ドル)でしたが、有名人と同じコミュニティに属せるという付加価値から価格が急騰し、最も高額で取引されたものでは300万ドル(2022年7月時点のレートで約4億1700万円)にも上ります。

 

高額NFTコレクティブルシリーズの代表格として、NFT市場の普及をけん引してきたシリーズといえるでしょう。

 

こういったBAYCコミュニティをSTEPNVERSEに呼び込むことは、前述したような潜在的な売り圧力の低いユーザー層を増やすだけではありません。一般社会でも多大な影響力を持つBNAYCホルダーへの参加を促すことで、非クリプト層への知名度拡大が期待できる取り組みなのです。

 

STEPN(ステップン)今後の見通し・将来性


最後に、STEPNが現在直面する課題とそれに対する運営の対応、ひいてはサービス全体の将来性についてです。

 

本記事執筆時点(2022年7月)で、SOLやBSCのGST価格は厳しい相場が続いています。背景には仮想通貨市場全体の落ち込みと、中国本土でSTEPNが規制され、スニーカーが一斉に売りに出されたことで強い売り圧がかかった経緯もありました。

 

そのため、既存レルムでは収益性の面で魅力が下がり、新規流入が減るという悪循環に陥りました。

 

トークンやスニーカーの価格を上昇させるためには、安定した新規流入数増加のほか、靴やトークンの希少性を高め、需要と供給のバランスを逆転させることが不可欠だと思われます。

 

STEPN運営は、リセットされた第3レルム展開によって新規の流入増加を狙いつつ、全体エコシステムの需要と供給の逆転を狙っていることが考えられます。

 

靴の希少性と買い圧力を高めることが出来れば、再びミント利益が出るようになり、ユーザーにとっては靴をmint(ミント)をするインセンティブが高まります。ミントはGSTやGMTなどトークンを大量消費するので、トークンの価格上昇にも追い風となるでしょう。

 

またSTEPNは経済圏を多角化して安定させるため、NFTの購入以外の収益源や外貨獲得を増やす施策にも力を入れています。

 

例えば、2022年6月には独自DEX(分散型取引所)の『DOOAR』をローンチし、トランザクションの手数料として十分な収益を得る仕組みを構築する取り組みの真っ最中。

 

手数料からの収益を用いてGMTや靴のバーンを行えれば、新規ユーザーの流入が滞り、トークンやNFTの取引が減っても安定して経済圏を回せるようになり、経済の安定化に大きく貢献します。

 

また、外貨獲得の試みとしては、暗号資産を用いて米ドルなど法定通貨での支払いができる決済プラットフォーム『Alchemy Pay(アルケミーペイ)』と提携してGMT決済を可能にしたほか、ユーザーの歩行データを利用した広告等によるマネタイズも検討されています。

 

BNBチェーンのレルムではバブルを起こし、外的要因も相まってトークン価格の急落も経験したSTEPNですが、ローンチ初期から掲げられてきた信念や、エコシステムの基盤は揺らいでいません。

 

すでに「第4のレルム」も募集開始しており、今後さらに多くのレルムが実装されていく予定です。

 

最後に


今回は、STEPN(ステップン)の第3レルム『APE Realm』の概要やチェーン、経済圏への影響、将来性などを解説しましたが、またSTEPNやその仮想通貨GST・GMTなどに興味を持つ方は下記のリンクへご参考ください。

 

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