ステーブルコインとは?特徴から種類までわかりやすく解説

04/06/2022著者: c, dora

目次

1.ステーブルコインとは

2.ステーブルコインの特徴

3.ステーブルコインの種類

①中央集権型ステーブルコイン

②アルゴリズム型ステーブルコイン

③ゴールドバックアップ型ステーブルコイン

ステーブルコインとは?特徴から種類までわかりやすく解説

ステーブルコインとは


ステーブルコインとは、価格の変動が少ない暗号資産(仮想通貨)のことです。米ドルや金などの「安定(ステーブルな)」準備資産にペッグ(紐づけ)していることで、価格を安定させたものになります。

 

 

ステーブルコインの特徴


ステーブルコインは従来の仮想通貨のデメリットである価格の高騰や暴落をなくすことを目的として作られた。ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)のような仮想通貨は、非中央集権で仲介機関が存在せずに誰でも利用できますが、欠点の一つとしては価値の変動が激しいということです。

 

それに対して、ステーブルコインの価値が米ドルや金などの外部資産に結びつけられることで、ビットコインなどに比べてボラティリティ(変動幅)が劇的に減少し、安定的に価格が推移するため、「価値の保存」が可能となり、通貨として普及することが期待されています。

 

さらに、スマートコントラクトを利用したアルゴリズムで通貨の発行量を調整することにより価格を安定させています。そうした法定資産の安定性と仮想通貨の柔軟性との組み合わせが、大いに好評を博している。ですので、ステーブルコインは支払いなどに適しており、ブロックチェーンの可能性をさらに引き出す手段の一つになることが期待されています。

 

 

ステーブルコインの種類


ステーブルコインにも様々なタイプが存在します。以下は三つのタイプを代表として紹介していきます。

  • 中央集権型ステーブルコイン:テザー(USDT)、USD Coin(USDC)
  • アルゴリズム型ステーブルコイン:テラ(LUNA)、Ampleforth(AMPL)、Dai(DAI)
  • ゴールドバックアップ型ステーブルコイン:CACHE gold

 

①中央集権型ステーブルコイン(Centralized stablecoins)


  • テザー(USDT)

テザー(Tether)は、現在の時価総額最大のステーブルコインであり、単位はUSDTです。Tether Limited社によって作成され、1USDT=1米ドルで固定されています。テザーと呼ばれるステーブルコインは24時間の取引量が700億ドル以上となり、ビットコインに迫るほどの取引量を誇ります。

 

しかし、テザーがステーブルコインとしての価値を提供するためには、テザーの時価総額と同額の米ドルをTether Limited社が保有している必要があります。Tether Limited社は、同等の米ドルを所有していると主張していますが、それを証明する根拠はまだ示されていません。米CFTC(商品先物取引委員会)から要請される文書提出にもまだ反応していません。これを受け、投資家たちがテザーへの疑念を煽り、ちょっとずつ信頼が少なくなっている。

 

  • USD Coin(USDC)

USD Coinは仮想通貨取引所CoinbaseとCircleによって開発されたステーブルコインであり、単位はUSDCです。テザーと同じ、USD Coinは1USDC = 1米ドルで固定されています。

 

USD Coinは主にDeFi(分散型金融)の領域で活用されますが、テザーより透明性も高いことで年々テザーに迫る勢いを見せています。

 

 

②アルゴリズム型ステーブルコイン


  • テラ(LUNA)

テラは非中央集権の分散型のステーブルコインであり、単位はLUNAです。仲介機関などを介さず、複雑なアルゴリズムを用いて価格の安定性を保つ仕組みとなっています。これを行うには、オンチェーンという準備金が必要です。オンチェーンがスマートコントラクトに保持され、需要と供給のバランスを自動的に取ることで、トレーダーが誤ってまたは意図的に価格を操作する可能性を低下させます。

 

  • Ampleforth(AMPL)

Ampleforthも分散型のステーブルコインです。AMPLを1米ドルでペッグする代わりに、「リベース」というプロセスを使って、需要供給バランスの変化によってステーブルコインの流通量を自動的に調整することができます。リベースはすべてのウォレットに比例しているため、AMPLを保有している方は常にAMPLネットワーク内のシェアを維持できます。

 

  • ダイ(DAI)

ダイ(DAI)は、分散型かつトラストレスでありながら大幅に使用できるため、他のステーブルコインとは一線を画すと言われています。自律分散型組織(DAO)のMakerDAOによって開発され、ETHウォレット間の送金に使用することができます。ダイは元々イーサリアムをペッグ資産に利用しました。言い換えれば、1Dai=1米ドルを維持するために、一定額のイーサリアムを担保していたということです。現在は複数のペッグ資産があることで、ダイの価格がより安定的になっています。

 

 

③ゴールドバックアップ型ステーブルコイン


ステーブルコインの多くは、米ドルなどの法定通貨に結びつけられていますが、これらの法定通貨に対しても不安が持たれていたことから、他の資産にペッグするため、金(ゴールド)などのバックアップ型ステーブルコインも開発されています。

 

  • CACHE gold

CACHEは、世界中に保管されている1gの純金価格とペッグされているステーブルコインで、このタイプでは最も注目されている銘柄の一つです。CACHEはいつでも現物の金と簡単に交換することができます。1CACHEあたり1gの金を送ることと同じになります。

 

このほかにもTether Gold(XAUt)や PAX Gold(PAXG)といったステーブルコインもありますが、これらは金1gの代わりに金1トロイオンス分(約31g)とペッグされています。また、CACHEよりも最低換金額が高くなっていることも違いの一つです。