アーム(ARM)株価は今後どうなる？10年後の株価予想やIPO後見通しを徹底解説

ARM（アーム）は2023年9月14日、米ニューヨークのナスダック市場で新規株式公開（IPO）を行ったことで市場から注目されています。

 

ARM（アーム）は、ソフトバンク傘下の半導体設計大手会社で、今年最大の新規株式公開（IPO）を行うことで市場から期待されています。

 

ナスダック市場に上場したことで25％急騰したARM（アーム）の完全希薄化後の時価総額は約680億ドルで、過去12カ月に基づく株価収益倍率は170倍近いとなります。これは、109倍のエヌビディア(Nvidia)より割高な価格設定であることを意味します。

関連：エヌビディア株価は今後どうなる？10年後の株価予想や見通し・買い方を解説

 

では、ARM（アーム）は今が買い時なのか、またARM（アーム）の今後はどうなるでしょう？

 

この記事では、今後ARM（アーム）の株価予想も含めて初心者でもわかりやすく解説していきます。

 

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目次

1.ARM（アーム）の株価とチャート【リアルタイム】 2.ARM（アーム）とは 　・ARM（アーム）の企業情報 3.ARM（アーム）の最新情報・関連ニュース 　・2023年9月上場：今年最大の新規株式公開（IPO） 4.ARM（アーム）のこれまでの株価推移 　・2023年9月上場：今年最大の新規株式公開（IPO） 5.ARM（アーム）は将来性ある？買うべきか？ 6.ARM（アーム）今後の株価予想：10年後株価はどうなる？【2024年～2030年】 7.ARM（アーム）の今後まとめ 8.関連記事

 

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ARM（アーム）の株価とチャート【リアルタイム】

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ARM（アーム）の株価チャート

上記はARM（アーム）のリアルタイムチャートです。

 

2023年9月14日、ARM（アーム）は1株当たり51ドルで新規株式公開（IPO）を行いました。 

 

これは市場から大きな注目を集めてきて、ARM（アーム）は上場初日に株価も急騰してきました。9月14日当日、ARM（アーム）は公開価格51ドルを約25％上回って、終値63.59ドルで引けました。9月15日は最高値の69ドルまで上昇。

 

その後、ARM（アーム）の株価は下落して、10月20日には一時46.5ドルと、最高値から32.61％値下げしました。

 

10月下旬からは再び上昇トレンドに転じ、2023年12月27日にはARM（アーム）の株価が一時77.47ドルまで史上最高値を更新。その後再び下落傾向にありました。

 

2024年7月23日現在、ARM（アーム）の株価は163.55ドルと、前日比0.092％上昇しました。ARM（アーム）の時価総額は約1,660.56億ドルです。

 

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ARM（アーム）とは？株式情報・概要

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ARM（アーム）はイギリスの半導体設計企業です。ソフトバンクグループは2016年にARM（アーム）を約3.3兆円で買収しました。

 

ARM（アーム）は高性能、低コスト、エネルギー効率に優れたCPU製品や関連技術を含むプロセッサーIPソリューションを設計、開発、ライセンス供与することを取り組んでいます。

• ARM（アーム）の企業情報

会社名	ARM（アーム）
英文社名	Arm Holdings plc
本社所在地	110 Fulbourn Road Cambridge, Cambridgeshire CB1 9NJ GBR
ティッカー	ARM
設立年月	2018年4月
代表者名	—
業種名	IT・通信（IT & Communications）
上場市場名と	NASDAQ（ナスダック）
従業員数	5,963人
ウェブサイト	www.arm.com.

 

1990年にアップルの合弁事業「Acorn Computers」から独立

ARM（アーム）は1990年に「エイコーン・コンピューターズ（Acorn Computers）」というコンピュータ会社から独立しました。当時、同社はアップルとの合弁事業の一部で、米大手アップル初のハンドヘルド・コンピューター用チップを製造する予定でした。

 

しかし、この合弁事業は失敗に終わり、アップル社はARM（アーム）の株式43％を売却し、その資金でアップルの元最高経営責任者スティーブ・ジョブズが設立した米国のテクノロジー企業NeXTを買収しました。

 

ノキアやアップル(apple)などがARMベースのソリューションを採用

ノキアはARM（アーム）ベースのソリューションを使い始め、1990年代の終わりには、アップル（apple）を含む携帯電話製造業界の他の企業もARMベースのソリューションを使うようになりました。

 

アップルに復帰したジョブズ氏は、第1世代のiPod、iPhone、iPadの基盤としてARMベースのチップ設計を採用し始めました。

 

ソフトバンクホールディング、2016年に240億ドルで買収

ソフトバンクは2016年に、240億ドル（当時のARMの株価に対して43％のプレミアム）でARM（アーム）を買収しました。

 

ソフトバンクは買収資金を調達するために負債を増やさなければならず、当時は多くの人が疑問を抱きましたが、ARMの半導体の人気が急上昇するにつれ、ソフトバンクの賭けは正しかったと言えるようになりました。

 

ARM（アーム）半導体の応用分野

ARM（アーム）の設計は現在、タブレット、コンピューター、スマートテレビ、スマートホーム、電気自動車、ドローン、電子パスポート、さらには自動化された街灯など、幅広い機器に使われています。

 

アップルや、アンドロイド、サムスンなど世界のスマートフォンの約95％がARMの技術を使用しており、そのチップの95％は中国で設計されています。

 

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ARM（アーム）の最新情報・関連ニュース

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ARM（アーム）の今後の株価を予想する場合、その最新情報や株価を影響させるニュースを知ることが必要です。

 

アームホールディングス、2025年の業績予想発表

アームホールディングスが5月8日に2025年度の業績予想を発表したことで株価が急落しました。

 

同社のリリースによると、2025年度の売上高は38億～41億ドル（590億～640億円）、1株当たり利益は1.45～1.65ドルになる見込み。アナリストは売上高が26％増の40.1億ドル、EPSが1.53ドルになると予想しています。

 

2023年9月上場：今年最大の新規株式公開（IPO）

ARM（アーム）は2023年9月14日、米ニューヨークのナスダック市場で新規株式公開（IPO）を行いました。

 

ARM（アーム）の公開価格は51ドルで、上場初日は63.59ドルで25％の上昇を記録しました。

 

エヌビディア、Arm IPOのアンカー投資家の方向で交渉

英フィナンシャル・タイムズ紙によると、エヌビディア(NVDA)はARM（アーム）のIPOと交渉している。

 

エヌビディア(NVDA)は350億～400億ドルの評価額でARM（アーム）の新規株式公開（IPO）でアンカー投資家になりたいですが、ソフトバンクは評価額を800億ドル近くまで引き上げたいと考えているという。

 

情報筋によると、交渉が妥結していないため、エヌビディア(NVDA)がARM（アーム）に投資しない可能性もあるという。

関連：ARM（アーム）、Arm IPOのアンカー投資家の方向で交渉中 CPU参入のため

 

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ARM（アーム）のこれまでの株価推移

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以下では、ARM（アーム）の今後の株価予想を行うために、ARM（アーム）の過去の価格推移を分析する必要があります。

 

2023年9月上場、ARM（アーム）の株価は3日続落

ARM（アーム）は9月14日に1株51ドルで新規株式公開(IPO)を行い、上場初日で25％の上昇を記録、63.59ドルで引けを迎えました。

 

IPO翌日の15日は、ARM（アーム）の株価は引き続き上昇し、69ドルの高値を付けましたが、その後すぐ反落して、60.75ドルの安値で終了しました。

 

そして、空売り筋も利益を狙う中ARM（アーム）は3日の続落を陥りました。

 

ARM（アーム）の株価は18日の58ドルと19日の55.17ドルで安値引けとなりました。アナリストが投資判断を「売り」でスタートさせたことが嫌気されています。

 

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ARM（アーム）は将来性ある？買うべきか？

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ARM（アーム）は今買うべきか、今後はどうなるって困っている方がいらっしゃいますよね。

 

ARM（アーム）はIPO後、その完全希薄化後の時価総額は680億ドル近くまで上昇し、過去4四半期で4億ドルの利益を生み出している半導体企業としては、そのレンジでPERが170倍近くとなり、エヌビディアのPERよりもさらに高い数値となりました。

 

AIはArm上で動作する予定

長期投資家としてこの水準で買うには、ARM（アーム）の将来性や成長に賭けるしかありません。ARM（アーム）社は目論見書の中で、同社の技術がAIベースのコンピューティングへの「移行の中心になる」と主張しています。ARM（アーム）の設計は現在、市場に出回っているほぼすべてのスマートフォン、電気自動車、データセンターに搭載されています。

 

「クラウド・データセンターと自動車で大きな成長を遂げています」と、ARM（アーム）CEOのレネ・ハース氏は14日、CNBCのデビッド・フェイバー氏に語りました。同CEOは「そしてAIでは、AIはArm上で動作します。今日、ArmベースでないAIデバイスを見つけるのは難しいでしょう」と付け加えました。

 

2025年までに市場規模は2466億ドルに達する

ARM（アーム）はIPO申請の中で、同社の設計を採用した製品の市場規模は、2022年の2025億ドルから2025年までに2466億ドルに達すると予想しています。これは年率6.8％の成長率に過ぎないため、ARM（アーム）がより繁栄するための道は、市場シェアの拡大と経済性の改善を通じてでなければなりません。

 

「チップ設計のコストと複雑さは今後も増加し続け、各チップに含まれる技術のうち当社が貢献できる割合が大きくなり、その結果、当社のロイヤルティが各チップの総価値に占める割合が大きくなると予想しています」と目論見書は述べています。

 

ベンチャー・サイエンス社の創立パートナーであるマット・オグズ氏は、ARM（アーム）の強気な見方として、収益が多少落ち込んでも高い利益率を維持できていること、そして多くの主要製品にその技術が使われていることから「ユニークな企業」であることを挙げました。

 

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ARM（アーム）10年後の株価予想：今後の株価予想はどうなる？【2023年～2030年】

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ARM（アーム）に対する投資家の関心は非常に高いが、株価履歴がないため、現時点では長期的な値動きを予想するには非常に難しいです

 

Coincodexによると、ARM（アーム）は今後一週間、または一カ月間51ドルまで下落するよ予想されています。

 

アナリストからのARM（アーム）株価予想では、強気派では現在の水準から強く反発した場合77ドルを目指す可能性があると考えていますが、弱気派はIPO価格51ドルまで下落する可能性があると主張しています。

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ARM（アーム）の今後まとめ

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今回は、ARM（アーム）の企業情報や、これまでの株価推移、ARM（アーム）の最新情報・関連ニュースなどをまとめてきました。

 

ARM（アーム）は将来性があるため、買うべき銘柄として今後の動きも注目する必要があります。

 

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