FTX、IRSの240億ドル未納税額の主張は「不合理で根拠がない」と指摘

2023/12/12著者:

破綻した仮想通貨取引所FTXの弁護団は、米国内国歳入庁（IRS）に対し、未納税額240億ドルという計算方法を示すよう求めている。The Blockが報じた。

IRSは当初、FTXが440億ドルを支払う義務があると述べていたが、最近になってその額を240億ドルに引き下げた。

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FTX、IRSから主張したFTX未納税額の計算方法を求める

FTXの弁護士は、デラウェア州破産裁判所への新たな提出書類の中で、FTXが米国内国歳入庁（IRS）はFTXに対する主張を立証し、FTXが支払うべき裏金額をどのように見積もっているかを示すべきだと主張している。

FTXはIRSに何の支払い義務もないと主張しているが、IRSは240億ドルもの支払いを求めている。当初、IRSは約440億ドルの請求を4月に提出したが、9月に430億ドルに修正され、11月には240億ドルに下がった。

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FTX、IRSの主張は「不合理で根拠がない」と指摘

FTXは、IRSに債務を負っておらず、IRSの主張は「不合理で根拠がない」と指摘している。

FTXは配当や利益を分配したことはなく、「IRSの240億ドルの税金を裏付けるような利益を得たことはない」という。それどころか、FTXは多額の損失を出している。

FTXは、裁判官が未納税金240億ドルに対する政府の要求を却下しない限り、米国当局はFTXの破産被害者に属する金を取り上げるだろうと述べている。

FTXは請求額を見積もるための迅速なスケジュールを望んでいる。IRSは監査はまだ進行中だと主張している。

連邦弁護士は提出書類の中で、政府は大金を求めているのではなく、単に正しい課税額を決定しようとしているだけだと述べている。

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FTX破綻訴訟のスケジュール

FTXは11日提出した書類の中で、「被害者への資金分配が無期限に遅れる」ことを避けるため、提案されたタイムテーブルが承認されなければならないと主張している。

次回のFTX破綻訴訟は12月13日に行う予定だ。

FTXは昨年11月に破産を申請し、11月2日には元最高経営責任者サム・バンクマン・フリード氏がFTXユーザーと投資家をだましたとして有罪判決を受けた。

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