SECゲンスラー委員長「仮想通貨は必要ない」、コインベースを提訴

米証券取引委員会（SEC）のゲンスラー委員長は6日、「我々はもう仮想通貨は必要ない」と発言した。また同日、SECは仮想通貨取引所Coinbase（コインベース）に提訴したと発表した。

 

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ゲンスラー委員長「仮想通貨は必要ない」

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SECのゲンスラー委員長は6日、米CNBCの「Squawk on the Street」に出演した際、「我々はもう仮想通貨は必要ない」と発言した。

 

ゲンスラー委員長は、米ドルやその他の法定通貨はデジタル化されており、デジタル通貨はもはや必要ないと主張した。

 

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SEC、コインベースを提訴

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米SECは6月6日、仮想通貨取引所Coinbase（コインベース）に対して、同社の「staking-as-a-service（サービスとしてのステーキング）」が登録を必要とする証券サービスを提供していると主張し、取引、仲介、清算サービスを提供するために登録しなかったことを提訴した。

 

SECは、コインベースがSECに登録せずに事業を行ったため、投資家保護が不十分であるとし、SECの調査、記録の保存、利益相反に対する保護がコインベースの事業において不十分であったと指摘している。

 

またSECは、ソラナ（SOL）やカルダノ（ADA）、ポリゴン（MATIC）、ダッシュ（DASH）など複数の仮想通貨を証券として挙げており、コインベースが投資契約として仮想通貨取引サービスを提供していたことも指摘している。

 

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コインベース、SECと戦いたい意向を示す

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コインベースはSECからの訴訟に対して争う意向を示している。

 

また、コインベースは2023年第1四半期（1-3月）の決算発表では、訴訟費用により2023年第2四半期（4-6月）にコストが増加する見込みと説明している。

 

同社のアームストロングCEOは、7日にSECが実際に裁判を起こすことを決定したことについてコメントした。仮想通貨の規制を明確にするため、業界を代表して法廷で戦うと改めて表明した。

 

SECは以前、仮想通貨取引所バイナンスを提訴していることもある。

 

今回の訴訟がコインベースの株価にも影響を与えており、前日比で7％以上下落している。これに対して、ビットコインは5%以上上昇している。

 

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