イーサリアム価格暴落の背景にクジラの動き? 大口取引量が55%急増
イーサリアムの大口保有者(通称「クジラ」)の活動が活発化しており、最近のイーサリアム価格下落はこれらの大規模保有者による売却が影響している可能性が浮上している。特にアルトコイン価格が月間安値を更新し売り圧力が高まる中、この動向は注目に値する。クジラの売りが継続すれば、イーサリアム価格が2,000ドルの支持線を割り込む引き金となる恐れがある。
ETHクジラ取引量が55%急増
IntoTheBlockのデータによると、イーサリアムクジラが最近の休眠状態から覚め、再び利益確定売りを行っていることが判明。この動きはETH建て・ドル建て双方の大口取引数と取引高の指標に表れている。
10万ドル相当以上の取引と定義されるこれらの大口取引は、クジラの動向を示すバロメーターだ。6月20日週末にかけて数値が最初に急騰し、取引量は189万ETHから371万ETH以上へと24時間で約100%増加した。
この動きは市場下落の始まりと時期を同じくしており、イーサリアム価格が2,400ドル方向へ後退し始めた。6月21日土曜日には取引量は157万ETHへ落ち着いたが、日曜日にかけて売りが加速する中で状況は一変した。
データによると、日曜日には258万ETH以上の大口取引が発生しており、価格急落時にこれらの大規模保有者が売却していた可能性を示唆。ドル建てでは前日の36.6億ドルから57億ドルへと取引高が拡大した。

この急増は前日比55.62%の上昇を示しており、イーサリアム価格が2,100ドル方向へ下落する過程でクジラが極めて活発に動いていたことがわかる。イーサリアム保有の56%を大規模保有者が占める現状を考慮すると、これらの投資家が価格に与える影響力の大きさが明らかだ。
イーサリアム価格の今後は?
クジラ取引量の増加と価格下落が続く中、仮想通貨アナリストRektproof氏は今後の展開を予測。多くの市場関係者がアルトコインの底値を期待する一方、同氏は一時的な反発後の週間安値更新を予想している。
同氏の分析ではCMEギャップの完全埋めが目標価格帯となり、その後の下落で1,800ドル台まで落ち込む可能性を示唆。この水準がスポットポジションを構築する適切なタイミングだとしている。
翻訳者: Sn1p3rZ