確定申告の所得と収入の違いは何ですか?

確定申告を行う上では、所得と収入の違いについて理解しておく必要があります。 「収入」とは、売上や給与など、1年間に得たすべての金額のことです。 そして、収入から事業にかかる仕入や経費の額を差し引いた金額を「所得」といいます。 さらに、所得から各種所得控除などを差し引いた金額を「課税所得」といいます。

確定申告は必要ですか?

※ 給与所得がある人で確定申告をする必要のある人については、 コード1900「給与所得者で確定申告が必要な人」 をご覧ください。 また、国内において公的年金等の支払を受けている人については、次のいずれにも該当する場合、確定申告をする必要はありません。

所得控除とは何ですか?

これを「所得控除」といいます。 そして、この所得控除を差し引いた後の金額が、課税所得金額です。 所得控除は、医療費控除、社会保険料控除、ひとり親控除、勤労学生控除など全部で15種類あり、適用される所得控除が多ければ多いほど、課税所得金額は減りますから、所得税が減ることになります。

収入と所得の違いは何ですか?

収入は入ってくる全体のお金を言います。 内容によっては所得税や住民税、社会保険料(健康保険・厚生年金など)が天引きされたり、必要経費を差し引いたりもしますが、この収入はこういった諸々の天引き・差引きをする前の金額です。 具体的には次のようなものが「収入」に当てはまります。 所得とは、税法上は「各種所得区分に応じて計算した金額」ですが、ざっくりとしたイメージで言うと「利益」になります。 「収入-経費=利益」という具合です。 実際には次のような形で計算します。 先ほどの「収入」と「所得」の違いは、確定申告書と給与所得の源泉徴収票で確認できます。