バイナンス、イーサリアムマージ完了までETH入出金を一時停止

2022/09/07著者: c, dora

大手仮想通貨取引所のバイナンスは5日、イーサリアム(ETH)マージ(Merge )を完了するまで、いくつかのネットワーク上のイーサリアム(ETH)ウォレットを停止すると発表した。これによって、ETHとWETH等の仮想通貨が影響を受けている。

 

これについて、同社は、チェーンフォークが発生した場合にトークンを保護するための決定であると説明している。

ETHマージ完了までETHの入出金を停止する理由


待望のETHマージがすぐに近づいているため、様々な仮想通貨プラットフォームは、できるだけスムーズに移行できるような措置を取っている。FTXも本日、バイナンスと同様の発表を行った。

 

FTXとバイナンスの両取引所は、イーサリアム(ETH)マージ際にスムーズな移行を確保し、起こりうる損失からユーザーを保護するために、仮想通貨イーサリアム(ETH)の入出金を停止すると説明した。なお、イーサリアム(ETH)の取引は、両プラットフォームの停止による影響を受けていない。

 

バイナンスは、影響を受けるトークンがArbitumとOptimismネットワーク上のETH、Roninネットワーク上のWETHであることを明らかにした。サービス停止は9月6日(火)に開始され、ETHマージ後にすべてのネットワークが安定したと判断されるまで継続される。

また、バイナンスは、英語版と非英語版の間に不一致が生じた場合、英語版を有効とすると説明している。マージが完了する前、6日以降に入金されたものは、加算されないと発表した。

 

イーサリアム(ETH)マージとは


イーサリアム(ETH)のマージとは、イーサリアム(ETH)の現在のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のコンセンサス・メカニズムをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行し、ネットワークのエネルギー効率を高めることだ。

 

技術的には、ビーコンチェーン(Beacon Chain)と呼ばれるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)チェーンはすでに稼働しているが、まだメインブロックチェーンに統合されていない。ETHマージが行われると、現在のブロックチェーンが、PoSチェーンと統合される。その後、イーサリアムはPoSで稼働することになる。

 

イーサリアム(ETH)のマージについてもっと知りたい方は下記のサイトへご参考ください。

 

イーサリアム(ETH)マージはいつ行われるか?


イーサリアム(ETH)のマージが2022年9月10日から20日の間に実施される予定。イーサリアム(ETH)財団によると、The Merge(ザ・マージ)はBellatrixとParis2つのステージで行われる。

 

Bellatrixと呼ばれるマージの最初の部分は9月6日午前11時34分(UTC)に行われ、ビーコンチェーン(Beacon Chain)をアップグレードしてマージに対応できるようにする。

 

この後、Parisと呼ばれる第2ステージでは、PoWがPoSへの移行を打つことになる。正確な移行時間はまだ明らかしていないが、ネットワークがあらかじめ設定された「terminal total difficulty 」に達すると、The Merge(ザ・マージ)が実行される。

 


イーサリアム(ETH)のマージや仮想通貨などに関してもっと知りたい方は、BTCCのホームページをご参考ください。

 

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