ビットコイン下落、パウエル議長は景気後退の可能性を承認

2022/06/23著者:

23日の暗号資産(仮想通貨)相場では、本稿執筆時点(日本時間23日12時頃)でビットコイン(BTC)が276万2511円と過去24時間で0.23%安となっており、イーサリアム(ETH)が14万7105円と過去24時間で1.41%下落した。リップル(XRP)が43.85円と過去24時間で0.29%高となっている。

ビットコイン下落、パウエル議長は景気後退の可能性を承認

パウエルFRB議長の議会証言


22日、パウエルFRB議長は米上院銀行委員会で、ソフトランディングは「きわめて難しいものになる」、「確かに可能性がある」と景気後退の可能性があることを認めた

 

パウエルFRB議長は「我々は景気後退を起こそうとしていないし、その必要があると考えていない。だが何よりも労働市場のために物価の安定を回復させることが間違いなく不可欠と考えている」と物価安定の必要性を強調した。

 

また、パウエルFRB議長は「金融状況はすでに追加利上げを織り込み済みだが、先手を打って利上げを行う必要がある」と付け加え、インフレが冷え込む明確なサインが見られるまで、FRBは利上げを続けると述べた。

 

これを受け、金融引き締め加速観測が広がり、米株式市場が反落。コインベース・グローバルをはじめ米暗号資産関連銘柄も軒並み下落する展開となり、ビットコインをはじめ主要暗号資産から資金が流出している。

 

ほかの暗号資産業界の動き


  • イーベイ、「ノウン・オリジン」を買収

このほか、米Eコマース大手イーベイが22日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの「ノウン・オリジン」を買収したと発表した。買収額は明らかにされていない。イーベイは5月にポリシーを変更し、NFTの販売開始を表明している。

 

  • ボイジャーの株価は急落

暗号資産ブローカー、ボイジャー・デジタル(Voyager Digital)の株式は、危機に直面しているヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタル(3AC)に対する投資を公開し、3ACが期日までに融資を返済しなかった場合に「債務不履行通知」を発行する可能性があると発表した後に60%以上下落した。ボイジャーは、3ACに1万5250ビットコイン(約3億7000万ドル)と3億5000万ドル相当のUSDコイン(USDC)を融資している。

 

  • dYdX、独自ブロックチェーンを発表

分散型取引所dYdXは、独立ブロックチェーンを立ち上げ、プラットフォームの分散化を進めると発表した。新しいレイヤー1チェーンは、暗号資産DYDXの基盤となる。発表後、DYDXは7%上昇した。

 

  • Ledger、NFTを強化

暗号資産ハードウェアとセキュリティを手がけるレジャー(Ledger)は、企業向けNFTマーケットプレイスとWeb3サービスプラットフォームを立ち上げると発表した。

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