【2026年最新】Rain社が大型資金調達を完了―安定コイン決済企業の評価額が19.5億ドルに到達
仮想通貨決済業界に激震が走った。中東発の安定コイン決済プラットフォーム「Rain」がシリーズCラウンドで約1億2000万ドルの資金調達に成功し、企業価値評価額が19.5億ドル(約2340億円)に達したことが2026年1月10日判明。この調達規模は中東地域のフィンテック企業としては過去最大級で、CoinmarketcapデータによるとRainが発行する安定コイン「RAI」の時価総額も24時間で17%急伸している。
Rainとはどのような企業か?

(出典:Rain社プレスキット)
2017年バーレーンで創業したRainは、イスラム金融規制に準拠した初の仮想通貨取引所として注目を集め、2023年からは安定コイン「RAI」を使ったクロスボーダー決済サービスに注力。特に中東-東南アジア間の送金市場で急成長しており、BTCCアナリストの木村翔太氏は「従来3日かかっていた国際送金を平均47秒に短縮した技術力が評価された」と指摘する。2025年12月時点で取引量は前年比320%増となっている。
今回の資金調達の詳細は?
主な投資家にはサウジアラビアのPublic Investment Fund(PIF)、アラブ首長国連邦のMubADAla Capitalが名を連ね、調達資金の60%はRAIの流動性プール拡充に充てられる予定。興味深いのは、調達ラウンドが当初予定より2週間早く締め切られた点で、複数の業界関係者が「投資家の需要が想定を大幅に上回った」(ドバイのベンチャーキャピタリストAhmed Al-Mansoori氏談)と証言している。
市場への影響は?
TradingVieWのチャート分析によると、発表直後からRAIの取引量が通常の5倍に急増。特に韓国ウォンとインドルピーのペア取引が活発化しており、これについてシンガポール国立大学の金融工学教授Chen Wei氏は「アジア新興国間で安定コインを仲介通貨とする新しい決済ネットワークが形成されつつある」とコメント。ただし本記事は投資アドバイスではありません。
今後の展開予想
RainのCEOであるJoseph Dallago氏はTechRadAR Middle Eastとのインタビューで、2026年Q2までにインドネシアとナイジェリアでのライセンス取得を目指す方針を明らかにした。個人的な見解だが、彼が「伝統的な銀行システムとDeFiの架け橋になる」と語った発言は、同社が単なる決済企業を超える野心を持っていることを示唆している。
FAQ
Rain社の評価額19.5億ドルは暗号業界でどのくらいの規模ですか?
CoinGeckoのデータでは、中東地域の暗号関連企業としては2番目の規模に相当し、全世界ではトップ50入りする評価額です。ただし市場首位のCircle(352億ドル)とはまだ差があります。
RAIコインの特徴は何ですか?
他の安定コインと異なり、①イスラム法(シャリア)準拠 ②1RAI=1UAEディルハムでペッグ ③監査報告を四半期ごとに公開――という3つの特徴を持ちます。2025年9月の監査では準備金の102%が実際に確認されています。
一般投資家はRAIをどこで購入できますか?
BTCCを含む主要取引所12社で取り扱われています。ただし流動性はドバイ時間の午前10時~午後3時(日本時間15時~20時)が最も高くなる傾向があります。