SBIの仮想通貨事業が2期連続で最高益更新—伝統金融を尻目にデジタル資産が急成長
日本の金融大手SBIホールディングスが、仮想通貨事業で2期連続の過去最高利益を記録。伝統的な銀行業務の利益率が頭打ちになる中、デジタル資産分野が新たな収益の柱として急成長している。
仮想通貨取引所『SBI VCトレード』と関連事業が牽引—規制対応をいち早く完了した先見性が実を結んだ形だ。一方で「銀行の手数料収入が減る中、ようやく見つけた金のなる木」と皮肉るアナリストも。
暗号冬をものともしない業績は、日本の金融業界に大きな波紋を投げかけそう。FSA(金融庁)の規制枠組みが整備されるにつれ、さらに加速する可能性が高い。
今期の好調な業績の背景について、同社は、以下2点を挙げている。
①トランプ大統領の就任により活性化した仮想通貨市場は、仮想通貨マーケットメイカーの英国B2C2社が大きく伸長したことに加え、仮想通貨取引所でも顧客基盤の拡大や新施策が奏功したことで、同事業における税引前利益は過去最高を更新した。
②順調に顧客基盤を拡大する仮想通貨取引所は、収益基盤の安定化に向け、ステーキングなどのストックビジネスやレバレッジ取引の更なる強化を図っている。
SBIグループの仮想通貨事業を構成する企業には、SBI VCトレード、ビットポイントジャパン、 B2C2、HashHubgがあるが、中でも英国のB2C2社は、SBIが2020年に買収した大手マーケットメイカー。B2C2のOTC取引の出来高は、SBIと協業して以来、4倍に増加した。