【業界激震】パラダイム、予測市場でプロ投資家とマーケットメイカーを本格狙い撃ち - カルシとの競合回避も明らかに

ベンチャーキャピタル大手パラダイムが、予測市場分野において機関投資家とマーケットメイカー向けの本格的な取引インフラ構築に乗り出した。同社パートナーのアルジュン・バラジ氏が主導する本プロジェクトは2025年後半より進行中で、取引ターミナル開発に加え、社内マーケットメイキングデスクの設置検討、予測市場インデックス構築の研究、データ集約ダッシュボードの開発を並行して推進。特筆すべきは、パラダイムが過去3回の資金調達ラウンドで連続支援してきた予測市場プラットフォーム「カルシ」(時価総額220億ドル)との競合を回避する方針を関係者が明かした点で、業界再編の序章となる動きとして注目が集まっている。
機関・個人双方で勢い増す業界
パラダイムによるインフラ強化策は急拡大の只中で行われている。Duneのデータによれば、予測市場の取引件数は3月に過去最高の2億700万件を突破した。
月間の名目取引高は約257億ドルに上昇し、2025年初頭の12億ドルから大きく増加した。この分野には大手取引所も本格参入を開始している。バイナンスはWalletアプリ内で予測市場機能のベータテストを進めている。
コインベースは1月にカルシと提携して予測市場サービスを開始した。さらにクリプトドットコムはOGという独立型プラットフォームを立ち上げた。