SWIFT幹部「XRP訴訟勝利=耐性」と否定、分散型台帳を巡る銀行向けインフラ競争が本格化

リップルのXRPが機関金融に適しているかどうかを巡る長年の議論が新たな局面を迎えた。SWIFTの最高イノベーション責任者であるトム・ザック氏が、同トークンの規制面での生存力が他銘柄よりも耐性が高いとする主張に公開の場で反論した。
この議論の発端は、ブロックチェーン推進派がXRPを「実戦で鍛えられた」と称賛したことにある。同氏は、リップルが10年にわたりコンプライアンス、信頼性、相互運用性に注力してきた点を指摘し、規制当局との協業や国際送金における継続的な役割を強調した。
しかしザック氏はこれに同意しなかった。「訴訟を生き延びることが耐性ではない」と直接反応し、中立的で共有されたガバナンスの重要性を説いた。同氏の見解では、真の機関採用には、単一の競合企業が所有または推進するインフラではなく、集合的な基準に基づいて構築されたネットワークが求められるという。
「訴訟を生き延びることが耐性ではない。中立的で共有されたガバナンスこそが耐性だ。機関は競合他社のレールの上で生きたいとは思わない」と述べた。
また、コンプライアンスは単一企業が規制当局を説得することに依存すべきではないと強調。SWIFTにとってのゴールドスタンダードは、単一組織のバランスシートを超えた業界全体の枠組み合意であるとし、これは単一の銀行や決済事業者に属さずに日々何兆円もの資金流動を支える中立的プラットフォームとしてのSWIFTの長年の役割を反映している。
ビル・モーガン弁護士はこの議論に対し、「SWIFTが脅威に感じているわけではないだろう。ただ面白半分に言っているだけだ」と反応した。
二つのビジョン、一つの未来
40年以上にわたり、SWIFTは国際金融を支える目に見えない基盤であった。同ネットワークが銀行から信頼され、毎日何兆円もの資金を移動させている理由は、最速でもなければ最も洗練されているからではなく、コンプライアンスが確保され、規制され、普遍的に認識されているからだ。
銀行がブロックチェーン統合を模索する中、この議論は未解決の問題にスポットライトを当てている:機関は民間企業によって形成されたパブリックブロックチェーンに傾倒するのか、それとも競合の利害関係を超えたSWIFTのようなネットワークを引き続き支持するのか?
翻訳者: SteelHawk3