リップル、安定通貨法案「GENIUS Act」投票数日前に1200万RLUSDを新規発行

高速で低コストな国際送金で知られるリップル社が、自社発行のドルペッグ型ステーブルコインRLUSDを1200万トークン新規発行した。1ヶ月以上の沈黙を破るタイミングが注目されている。米国上院が6月17日にステーブルコイン規制の重要な法案「GENIUS Act」の投票を控えているためだ。
これはリップルが何か大きな計画を持っていることを示唆しているのか?
リップルが今1200万トークンを発行した理由
Ripple StABlecoin Trackerによると、リップルは過去24時間で1200万RLUSDを新規発行した。この突然の発行は、約1ヶ月間の新規発行停止後の出来事だ。
4月と5月には1日で3800万トークンといった大量発行を行っていたが、その後供給調整のために一時停止していた。これは市場安定化の動きと見られ、RLUSDが信頼性のあるデジタルドルとしての役割を定着させる時間を与えるためだった。
ではなぜ今再び発行を開始したのか?
その答えは6月17日に予定されている米国上院のGENIUS Act投票にある可能性が高い。この法案が可決されれば、RLUSDのようなステーブルコインに明確な規制枠組みが提供される。リップルの動きは自信の表れと解釈でき、同社が法案成立とステーブルコイン市場への法的明確性の到来を確信していることを示唆している。
RLUSDとは?
RLUSDはリップル発行のステーブルコインで、常に1ドルと同等の価値を維持するよう設計されている。価格変動を気にすることなく、高速送金や取引、仮想通貨利用を可能にするのが目的だ。
RLUSDトークンの大部分はイーサリアムブロックチェーン上に存在するが、一部はリップルのXRP Ledger上にも存在する。
RLUSD取引量30%増加
RLUSDの新規発行再開により、取引量は30%増加し、1日で1億7900万ドルに達した。現在RLUSDの総供給量は約4億500万トークンで、その約70%がイーサリアム上、残りがリップルのチェーン上にある。
GENIUS Actが成立すれば、米国の仮想通貨規制における転換点となる可能性があり、リップルはその瞬間に備えているようだ。
翻訳: R4v3nX