英国アブラクサス・キャピタル、700億円規模のイーサリアム購入で暗号市場に激震
伝統的金融の重鎮がついにデジタル資産に本格参入。ロンドンに本拠を置くアブラクサス・キャピタルが約700億円相当のイーサリアムを購入したことが判明——機関投資家の仮想通貨シフトが加速するなか、今度は英国勢が名乗りを上げた形だ。
同社のこの動きは、単なる資産分散を超えた戦略的配置とみられており、DeFiエコシステムに対する本格的な賭けと解釈されている。ただし、『リスク管理のプロ』たちがETHのボラティリティに耐えられるかどうかは——皮肉な見方をすれば——まだわからない。
イーサリアム大量取得の背景と戦略
アブラクサス・キャピタルは、2017年から仮想通貨(仮想通貨)分野で活動するロンドン拠点の資産運用会社だ。
同社は分散型金融(DeFi)プラットフォームのAave(から2億4,000万USDTの資金を借り入れ、バイナンス(Binance)へ預け入れた後、イーサリアムの大量取得に踏み切ったとみられる。
また、過去には約297億円(2億ドル)分のイーサリアムを取引所から引き出す動きも観測されている。これら一連の動きは、機関投資家による戦略的なポートフォリオ調整の一環とみられる。
同社の行動は、イーサリアムの価格上昇にも影響を与えた。直近24時間で8%、1週間で約50%の急騰を記録し、2,632ドル(約38万9,500円)まで値を上げた。背景には、イーサリアムの新たなアップグレード「ペクトラ(Pectra)」への期待感がある。
市場動向と機関投資家の存在感
イーサリアムの高騰の裏には、アブラクサス・キャピタルのような機関投資家が積極的に動いていることがある。米ブラックロックによるイーサリアム信託のインカインド償還承認申請も、市場全体の強気ムードを後押しした。
また、アブラクサス・キャピタルのような大口投資家による積極的な買い増しが相次ぐ一方、短期的な利益確定の動きも活発化し、市場の変動性が高まっている。
同社がDeFiを活用して資金調達し、取引所で大規模に仮想通貨を取得する手法は、効率的かつ新しいトレーディング戦略として注目されている。イーサリアムの流動性やテクニカル指標も強気の傾向を示しており、機関投資家の動向は今後も市場に大きな影響を与えそうだ。