スペイン最大手銀が仮想通貨取引を本格導入──株式・ETFと同等の取引プラットフォームで提供開始
伝統的金融機関がついに仮想通貨市場に本格参入──スペイン最大手銀行が株式やETFと同様の取引環境で仮想通貨サービスを開始した。
■銀行業界のゲームチェンジャー
従来の証券口座と仮想通貨ウォレットの境界を消滅させるこの動きは、機関投資家から個人投資家まで全ての層に門戸を開放。銀行の堅牢なセキュリティインフラと仮想通貨の流動性が初めて融合する。
■規制対応の先駆け
欧州の厳格な金融規制をクリアした上でのサービス提供は、他の金融機関にとっての実質的なベンチマークとなる。これで「仮想通貨は法のグレーゾーン」という言い訳は通用しなくなる──少なくともヨーロッパでは。
伝統金融が仮想通貨を取り込む時代の幕開けだ。銀行がようやくブロックチェーン技術の「銀行預金より高い利回り」という部分に気づいたらしい──まあ、預金金利がゼロに近い現状では当然の判断かもしれないが。
- サンタンデールグループのデジタル銀行部門であるオープンバンクは、ドイツの顧客向けに仮想通貨取引サービスを導入した。
- このサービスにより、顧客はBTC、ETH、LTC、MATIC、ADAの5つの人気仮想通貨の売買と保有ができるようになる。
- 株式やETFなどの他の投資商品と一緒に仮想通貨も提供され、取引ごとに1.49%の手数料が課され、最低手数料は1ユーロ(約174円、1ユーロ174円換算)。
スペイン金融大手サンタンデールグループ(Santander Group)のデジタル銀行部門であるオープンバンク(Openbank)は、ドイツの顧客向けに仮想通貨(仮想通貨)取引を開始した。今後数週間以内にスペイン市場にも追加する計画だ。
プレスリリースによると、新サービスではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ポリゴン(MATIC)、カルダノ(ADA)の5つの人気仮想通貨の売買と保有が可能になる。これらの仮想通貨は、株式、ETF(上場投資信託)、投資信託と並んで利用可能だ。
顧客は資金を外部プラットフォームに移すことなく取引でき、全ての投資金をサンタンデールの傘下で一元管理できると同行は述べた。
「主要な仮想通貨を我々の投資プラットフォームに組み込むことで、一部の顧客の需要に応えていく」とサンタンデールグループの仮想通貨部門責任者、コティ・デ・モンテベルデ(Coty de Monteverde)氏は述べた。
同行は取引ごとに1.49%の手数料を課し、最低手数料は1ユーロ(約174円)で、保管手数料は不要。今後数カ月以内に、取り扱い仮想通貨を追加し、仮想通貨間の交換などの新たな機能も追加する予定だと同行は述べた。
サンタンデール傘下のサンタンデール・プライベート・バンキング(Santander Private Banking)は2023年、スイスに口座を持つ顧客がビットコインとイーサリアムを取引できるようにしたことで、大きな話題を呼んだ。サンタンデール・プライベート・バンキングは、仮想通貨保管技術企業であるタウルス(Taurus)をカストディアンに選定した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:JUNIus/ Wikimedia Commons
|原文:Santander’s Openbank Starts Offering Crypto Trading in Germany, Spain Coming Soon
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