メタプラネット、新会社「ビットコインジャパン株式会社」を設立──「Bitcoin.jp」ドメインも獲得で業界をリード
日本の仮想通貨業界が新たな段階へ──メタプラネットが完全子会社「ビットコインジャパン株式会社」を設立し、戦略的ドメイン「Bitcoin.jp」を獲得した。
企業動向
国内規制環境が整い始める中、この動きは機関投資家の参入を見据えた明確な布石だ。金融庁(FSA)の監督下で事業を展開することで、伝統的な金融機関がまだ躊躇する領域を先取りする。
市場への影響
ビットコインETFの承認待ちが続く市場において、実業ベースの参入は単なる投機以上の価値証明となる。機関級のインフラ整備が進めば、個人投資家の保護と市場流動性の向上が両立できる──少なくとも理論上は。
最後に一言:伝統金融がリスク管理会議で議論している間に、仮想通貨ネイティブ企業は実際のインフラを構築している。彼らが「分散型」を叫ぶ一方で、結局は中央集権的なライセンス取得に奔走する皮肉──金融の未来は常にこうした矛盾を内包するものだ。
ビットコイントレジャリー企業のメタプラネットは9月17日、同日開催の取締役会において、ビットコイン(BTC)関連事業に特化した完全子会社「ビットコインジャパン株式会社」を設立することを決議したと発表した。
同社によると、この新会社設立は、日本国内におけるビットコイン関連事業の拡大・強化戦略の一環として位置づけられている。
新会社は、これまでメタプラネットが手がけてきた、あるいは今後展開を予定しているビットコイン関連のメディア、イベント、サービスといった事業を集約する役割を担うという。
さらに、日本国内で認知度の高いビットコイン関連ドメインの一つである「Bitcoin.jp」を取得したことも合わせて明らかにされた。既に「Bitcoin.jp」にアクセスすると、メタプラネット社のウェブサイトへと遷移する。
新会社の設立は今月中を予定しており、資本金は1000万円。所在地は本社と同じ東京都港区の六本木ヒルズ森タワーに置かれる。
事業内容は、前述のドメイン「Bitcoin.jp」のほか、「Bitcoin Magazine Japan」や「Bitcoin Japan Conference」などを含む、メディア、イベント、プラットフォームの運営となる。
代表者には、親会社メタプラネットで代表取締役社長を務めるサイモン・ゲロヴィッチ氏が就任する。
また同社は同日、ビットコインインカム事業を拡大するため、米国フロリダ州マイアミ市に新たな子会社「Metaplanet IncOMe Corp.」を設立することも発表した。この新会社は、デリバティブ取引などを含むインカムゲイン活動を専門に担う。
|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)
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