ビットコインが歴史的最高値を更新──FRB利下げ期待でグーグルを超え世界5位の資産に躍進
ビットコインが再び歴史的な高値を記録し、時価総額ランキングでグーグルを抜き去った。FRBの利下げ期待が市場を後押しし、仮想通貨の王座が伝統的巨人を蹴落とした瞬間だ。
【FRBのジレンマがビットコインを加速】
中央銀行の金融緩和期待がリスク資産を沸かせる中、ビットコインは「デジタルゴールド」としての地位をさらに固めた。伝統的なセーフヘブン資産と比較しても遜色ないパフォーマンスだ──少なくとも、暗号信者たちはそう主張している。
【ウォール街の予想を嘲笑うように】
アナリストたちの慎重な予測をよそに、ビットコインは驚異的な上昇を続けている。今回の値動きは、金融当局者がまだ「過熱」と口にし始めていないのが不思議なほどだ。もっとも、彼らが株式市場のバブルには目をつぶるくせに、仮想通貨となると突然リスク管理の仮面をかぶるのはお約束だが。
暗号市場は再び熱狂のフェーズへ。今回は本当の「採用の冬」が来るのか、それとも伝統金融がついに白旗を揚げるのか──少なくとも今日の相場は、後者を強くにおわせている。
- ビットコインは米国株と足並みを揃えて上昇、12万4000ドルを突破して過去最高値を更新した。
- 時価総額は一時グーグルを抜き、世界5位の資産に。
- アナリストは次の上値目標を13万5000ドル〜13万8000ドルと予想。
ビットコイン(BTC)は米国時間13日夜、過去最高値を更新した。投資家が重要なマクロ経済イベントを前にリスク資産への投資を加速させるなか、市場は強含みで推移した。
アジア時間14日早朝には12万4000ドルを超え、7月14日に記録した12万3205ドルを上回った後、利益確定の動きを受けてわずかに下落した。S&P500が2日連続で史上最高値を更新するなか、ビットコインも同じ強気のマクロ環境を背景に足並みを揃えて上昇した。
当記事執筆時点、COMPaniesMarketcapのデータによると、ビットコインの時価総額は2兆4600億ドルに達し、グーグルの2.4兆ドルを上回って世界5位の資産となった(ただし、日本時間14日16時過ぎには、グーグルがビットコインを上回り、ビットコインは第6位となっている)。
こうした動きは、トランプ政権下での規制環境の改善と、ビットコイントレジャリー企業の拡大による強気ムードを背景としている。
マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏が率いるストラテジー(Strategy、旧マイクロストラテジー)が切り開いた、企業によるビットコイン購入は今や、比較的小規模な上場企業に広がっている。さらに最近ではイーサリアムを購入する動きも出ている。
その結果、主要な仮想通貨銘柄は堅調に推移し、CoinGeckoによるとビットコインの時価総額は約2兆4600億ドル、イーサリアム(ETH)の時価総額は約5750億ドルに達した。また、この2銘柄で仮想通貨取引の約70%を占めている。
今回の上昇はマクロ経済の楽観的な動きにも支えられている。今週発表された米消費者物価指数(CPi)はほぼ予想通りの結果となり、9月の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測を強めた。
利下げは金融環境を緩和し、リスク資産の評価を押し上げる傾向がある。その結果、優良株から仮想通貨のような高ボラティリティ資産へと資金が波及する。
現在、ビットコインは12万ドル台前半のレジスタンスを明確に上抜けており、テクニカルアナリストの中には、次の上値目標を13万5000ドル〜13万8000ドルに設定する者も出ている。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Kanchanara/Unplash
|原文:Bitcoin Crosses Google to Become Fifth-Largest Asset as Fed Rate Cut Bets Rise
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