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ビットマイン、ETHを追加取得へ―1兆7000億円損失戦略との決定的な違いとは

ビットマイン、ETHを追加取得へ―1兆7000億円損失戦略との決定的な違いとは

Published:
2026-01-06 10:20:00
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ビットマインがETHを追加取得 戦略運用は1兆7000億円損失―違いは

ビットマインが再び動いた。イーサリアム(ETH)の追加取得計画が浮上―だが、これは単なる資産積み増しではない。かつて1兆7000億円の損失を出した戦略運用とは根本的に異なるアプローチだ。

戦略の転換点

従来の高リスク戦略を捨て、ビットマインは今、実物資産への回帰を図っている。ETHの追加取得は、単なる投機ではなく、ブロックチェーン基盤そのものへの長期コミットメントを示す動きだ。流動性の高い主要仮想通貨を直接保有する―シンプルだが、かつての複雑なデリバティブ戦略とは対極にある。

数字が語る真実

1兆7000億円という損失額は、過剰なレバレッジと市場タイミングへの依存がいかに危険かを如実に示している。対照的に、実物ETHの取得は価格変動リスクはあるものの、カウンターパーティリスクや清算の連鎖からは距離を置ける。伝統金融の「スマート」な商品がしばしば愚かな結果を生むのとは違うアプローチだ―暗号業界でも、時には複雑さより単純さが勝る。

次の一手

市場はこの動きを、ビットマインのリスク管理哲学が根本から変わった証拠と見ている。仮想通貨運用の世界では、派手な戦略より地に足のついた資産選択が、結局は最後に笑う。少なくとも、次に1兆円単位の損失報告書を書かなくて済む可能性は高まる。

Bitmine、ステーキング利回りに注力

Bitmineのトム・リー会長は、2025年の最終週に3万2977ETHを追加取得し、グローバルで最大の「新規資金」によるイーサリアム買い手である地位を維持したと述べた。同社はイーサリアム全供給量の5%取得を目標に掲げており、リー会長はこれを「5%の錬金術」と呼ぶ。

「イーサリアムには米政府の仮想通貨支援やウォール街でのステーブルコイン・トークン化の受容といった複数の追い風があり、2026年の見通しに大きな期待を寄せている」とリー会長は述べた。

一方、Onchain Lensのデータによると、Bitmineはさらに18万6336ETH(6億400万ドル相当)をステーキングし、ステーキング総保有量は77万9488ETH(25億2000万ドル相当)に増加した。

Bitmineのステーキング戦略は、デジタル資産財務の根本的な弱点をカバーする。仮想通貨保有は収益を生まないが、企業には債務返済や配当支払いの義務がある。同社は2026年第1四半期中に「Made in America Validator NetWork(MAVAN)」の立ち上げを予定。全面稼働時には年間374億円(1日あたり1億円超)のステーキング収入を見込んでいる。

ストラテジーの連敗が拡大

ビットコイン財務の先駆けであるStrategyは、マイケル・セイラーCEO率いる中で逆風にさらされている。2025年に株価は48%下落し、2024年11月のピークからはほぼ70%下落した。同社は第4四半期だけで未実現損失1744億ドルを計上した。2025年通年では54億ドル減にとどまったが、年初の利益が第4四半期の下落を一部相殺した形。

株価は2025年だけで48%下落、2024年11月のピークからほぼ70%の下げ。mNAV(時価総額と負債をトークン保有量で割った指標)は1を上回る程度に低下し、かつてレバレッジ型ビットコイン投資に対して投資家が支払っていたプレミアムは消失した。Strategyは12月に22億5000万ドルの現金準備を設定し、債務返済への懸念に対応したが、67万3783ビットコイン(約6兆3000億円相当)からは収益を生み出していない。

2つのモデル、1つの問い

両社とも仮想通貨の価格変動リスクを抱えるが、収益を生むステーキングと値上がり益一本という対照的な手法のどちらが、機関投資家の参入加速下で持続的な財務モデルとなるのか注目される。

|Square

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