リスクマネジメントって何?

正しい概要とプロセスを徹底解説 リスクマネジメントは想定されるリスクを管理し、組織に与える影響を最小限に抑えるための管理手法。 現在、多くの企業がリスクマネジメントに取り組んでいます。 しかし、リスクマネジメントの概要や手順がわからず困っている方も多いでしょう。

リスクとはどういう意味ですか?

リスクというのは、基本的には英語の「risk」のことで、「危険」と訳されることが多いのですが、そのベースにあるのは、「将来の帰結に関する現在における予測」と言えます。 まさに、起こるか起こらないかわからない不確実性を伴うわけで、リスクに対する一般的なアプローチとしては、確率論的なアプローチをとることになります。 例えば、工学分野の確率論的リスク評価の場合、通常、次のように定義します。 これを踏襲するには、まず、リスクを発見し、検定し、大きさを算定することが重要になります。 つまり、算定額の大きさに応じて、さまざまな対策を講じれば良いというわけです。 発生確率が大きければ、それを下げるような対策を取れば良いし、発生確率が小さく損害も少なければ、許容していくことができる。

リスクアセスメントとリスクマネジメントの違いは何ですか?

「アセスメント(assessment)」とは客観的な評価の意味があり、組織運営など多くの分野で使われている用語です。 リスクに関連する場合は 「リスクアセスメント」として調査や分析、さらに評価まで を担います。 一方「リスクマネジメント」は 「リスクアセスメント」の評価を重視し、さらに問題解消のために対策を実践し、より良く改善するところまでが範囲 です。 どちらかに優劣があるという話しではありません。 この章では国際規格にそってわかりやすく解説します。 国際規格には、決して難しい理論が書かれている訳ではありませんが、内容は随時更新されているため最新の内容を理解する必要があります。

技術だけでリスクを回避することは可能ですか?

こうなると、技術だけでリスクを回避することは不可能 です。 ITリスクの対策には、社会科学や心理学など、その対策には幅広い知見を取り入れていくことが不可欠である、ということがおわかりいただけたのではないかと思います。 1947 年、香川県生まれ。