「アルトコインシーズン」序盤に分化リスク、ビットコインは広範囲の振動でサポートを試す|2025/7/25 BTCC仮想通貨マーケット情報
本記事で注目されるポイント
- 欧州連合(EU)、総額9300億ユーロの対米関税報復措置を可決
- 暗号資産市場「アルトコインシーズン」序盤の動きが低調
- トランプ次男、イーサリアム(ETH)が「深刻に過小評価されている」との見解に賛同して拡散
この記事では、2025年7月25日までの仮想通貨・ビットコイン市場の注目動向をまとめて紹介していきます。
[TRADE_PLUGIN]BTCUSDT,PEPEUSDT[/TRADE_PLUGIN]

/🎁BTCC会員登録だけで1,500円もらえる!\
| 目次 |
本日の注目スケジュール【2025年7月25日】
- ユーロ圏6月M3マネーサプライ前年比発表予定(前回:3.7%)
- 英国7月Gfk消費者信頼感指数発表(前回:-18、今回:-19)
- ロシア中央銀行、政策金利決定を予定
EU、9300億ユーロ規模の対米関税報復措置を可決
現地時間7月24日、EU加盟国は圧倒的多数で、総額9300億ユーロ相当の米国製品に対する報復関税案を可決。これは、4月に承認された約2100億ユーロ相当の大豆・バイク等に対する関税と、今回新たに通過した約7200億ユーロ分の航空機・自動車・電気機器といった高付加価値工業製品への関税を統合した計画。欧州委員会の報道官オロフ・ギル氏は、米国との交渉が決裂した場合、報復措置は8月7日に発効されると述べた。
トランプ氏、パウエル議長に直接利下げを要求
米国大統領ドナルド・トランプ氏はFRB本部を訪問し、金利引き下げの要求を改めて表明。パウエル議長との会談では利下げへの希望を強調し、またFRBの改修予算の超過について批判した。もしプロジェクトマネージャーが予算を超過したら「解雇されるべき」とも発言。訪問後には「率直で有意義な会談だった」と評価し、パウエル氏の解任については「重大な決定になるが今は不要」とした。
暗号資産市場、「アルトコインシーズン」序盤に停滞
ブルームバーグによれば、今回の「アルトコインシーズン」は全面的な上昇ではなく断続的な動きに留まっている。ビットコインが過去最高値を記録した後の横ばい局面で、イーサリアムやNFTセクターの反発が期待されたものの、XRPなど一部銘柄の急落により市場は分化。XRPは7月初めに一時60%超の上昇を見せたが、24日には11%の急落を記録。多くの人気アルトコインは流通量が少なく、完全希釈価値(FDV)が高いため、市場操作の影響を受けやすい。このような特徴はシーズン後半で顕在化しやすく、トレーダーにはパターンへの理解が進んでいるものの、期待感は残っている。
ホワイトハウス、401(k)年金プランでの暗号資産投資を容認へ
ホワイトハウスは、401(k)年金プランの運用責任者に対して、プライベートマーケットファンドや暗号資産などのオルタナティブ投資を選択肢として組み入れることを可能とする行政命令を準備中。Blackstone社のジョン・グレイ社長は、これによりプライベートエクイティ企業にとっての新たな機会となり、一般投資家に対して多様な投資チャネルを提供、米国退職金市場の構造改革を促すと述べた。
米韓、関税引き上げ期限前の貿易合意に向けて再確認
韓国産業通商資源部によると、米国のルートニック商務長官と韓国の金正寛産業通商資源部長官は、産業別相互関税の協議を行い、韓国側は貿易障壁の緩和を強調。製造業における協力強化および継続的な対話で一致した。また金長官は、米国のライト・エネルギー長官とクリーンエネルギー分野の協力についても協議。韓国の通商交渉本部長である呂翰九氏も、米国通商代表のグリアー氏と会談を予定している。
/🎁BTCC会員登録だけで1,500円もらえる!\
金・米国株などの値動き【2025年7月25日】
1. S&P500・米国株の値動き
米主要3指数:ナスダック:+0.18%、S&P 500:+0.07%、ダウ平均:-0.70%
2. 金現物とWTI原油の値動き
金現物(現物ゴールド)価格は0.37%下落し、現在は1オンスあたり3,357.63ドルで推移している。
WTI原油は0.61%上昇し、66.49ドル/バレルとなった。
仮想通貨市場の最新動き【2025年7月25日】
1. 主要仮想通貨のスポット価格動向

(出典:Coinglass、日本時間2025年7月25日15時のデータに基づく)
2. デリバティブ市場:資金フロー分析
7月25日Coinglassのデータによると、過去24時間でBTC、SOL、ETH、XRP、DOGE、ADAが先物取引で最も大きな純流出を記録しており、短期的な取引機会が示唆されている。

出典:Coinglass
3. ビットコイン清算マップ
Coinglassのデータによると、 7月25日現在、ビットコイン(BTC)の価格は115,333ドル。
ビットコイン(BTC)の価格が113,000ドルを下回れば、主要CEXにおける累計ロング清算規模は24.51億ドルに達する見込み。
ビットコイン(BTC)の価格が118,000ドルを突破すれば、ショート清算規模は22.14億ドルに達する。
相場変動において大規模な清算を防ぐため、レバレッジ比率を適切に管理することが極めて重要だ。

出典:Coinglass
4. ビットコイン先物市場のロング/ショート比率(建玉比率)
Coinglassのデータによると、7月25日15時(日本時間)現在、BTC全体のロング/ショート比率は0.7912。ロングが44.17%、ショートが55.83%となっている。

出典:Coinglass
5.オンチェーン・モニタリング情報
- Lookonchainによると、新たな大口アドレスは引き続きETHを積極的に買い増し。過去10時間で3つの新規ウォレットが74,207ETH(約2.73億ドル)を追加購入。7月9日以降、8つの新規ウォレットが累計で540,460ETH(約19.9億ドル)を買い増ししている。
- Lookonchainによれば、「マージ兄」こと黄立成氏はHyperliquidでPUMPのロングポジションを継続して保有しており、契約損失は814万ドル、スポットでの評価損は217万ドルに達し、なおも追加購入を続けている。
- オンチェーンアナリスト @ai_9684xtpa によると、「BTCを14年間保有していた化石の手」とされるアドレスから、14,273BTC(約16.7億ドル)が過去12時間で各大手取引所に分割して送金されており、うち過去1時間では5,690BTCが移動。複数取引所で1時間以内に10,000BTC超が約定されており、大規模な売却の可能性が示唆されている。
/🎁BTCC会員登録だけで1,500円もらえる!\
ブロックチェーン最新ニュース【2025年7月25日】
- 上場企業Windtreeが5.2億ドルの新たな資金調達を発表、BNB資金戦略の拡大を目指す
- REX-OspreyのSolanaステーキングETFがJitoSOLを統合、報酬の100%を株主に分配へ
- Galaxy Digitalはビットコインの売却を完了した可能性、過去15分間でCEXから2億USDTを引き出し
- イーサリアム現物ETFは前日2.31億ドルの純流入を記録し、15日連続で資金が流入
- 中金公司:中国においてステーブルコインは新たなインフラ形態となる可能性
- 韓国KB国民銀行がドルおよび円建てステーブルコインの商標を出願
- ビットコインのボラティリティ指数とS&P500のVIXとの90日相関係数が過去最高を記録
- TetherがXAUTの監査報告書を公開:7.66トンを超える実物金準備によって裏付け
- イーロン・マスク率いるxAIが対話モデル「Grok」を予測市場Kalshiに統合予定
- IMF:エルサルバドルのビットコイン戦略基金は計画通り蓄積が進行、政府ウォレットの保有量は不変
- Christie’s(クリスティーズ)子会社が暗号資産による不動産部門を新設
- Deribit:154億ドル超相当のBTCおよびETHオプションがまもなく満期
- トランプ次男が「ETHは過小評価されている」との意見をシェアし賛同
- 暗号資産業界がトランプ大統領に対し、JPモルガンによるデータアクセスへの「罰則的料金」課徴を阻止するよう要請
- Ripple共同創業者Chris Larsenが過去7日間で約1.4億ドル相当のXRPを取引所に送金
仮想通貨・ビットコイン今後の価格予想【機関投資家】
- JPMorgan:暗号資産市場には年初からこれまでに600億ドルの資金が流入。投資家のアルトコインへの関心が高まっており、特にイーサリアムが最大の恩恵を受けている。
- Tom Lee:Circleの現在の評価額を参考にすると、ETHが1万5000ドルまで上昇することには合理性がある。
- Greeks.Live:市場全体は明確な弱気ムード。トレーダーは大きな損失を抱えながらもプット・オプションのポジションを維持しており、多くがさらなる下落を想定。特に30%のボラティリティ水準に注目が集まっている。
BTCC独自のマーケット分析【2025年7月25日】
現在のビットコイン価格は115,474ドル。4時間足では広範囲なレンジ相場の中で下方バイアスが見られる。価格はボリンジャーバンドの中心線付近で上下を繰り返し、MA10とMA20の移動平均線が密着した後に乖離。ローソク足はチャネルの上下バンドを頻繁に試す動きを見せており、強気と弱気の攻防が激化している。
テクニカル指標の観点からは、MACDのファストラインとスローラインがデッドクロスに転じ、ヒストグラムの緑色のバーが拡大しつつあり、弱気のエネルギーが拡散している。CCIは中立ゾーンを下抜けて売られ過ぎ領域に入り、短期的な売り圧力が集中していることを示す一方、反発の可能性も示唆されている。ボリンジャーバンドは一時的に収束した後に再び拡張しており、価格の変動幅が拡大、次のブレイクアウト方向が短期トレンドを決定づける。
トレーディング戦略として、短期トレーダーは価格が11.6万ドルを下回り、MACDのデッドクロスが強化された場合に軽めのショートを検討。逆に、ボリンジャーバンド中心線(約11.8万ドル)を上抜けし、MACDがゴールデンクロスを形成した場合には軽めのロングも視野に。レンジ期間中のポジションサイズは30%以内を推奨し、ショート時はより慎重に管理を。中期投資家は、移動平均線の明確な乖離とMACDのトレンド反転を待ってエントリー。11.5万~11.8万ドルのゾーンに注目し、「ブレイク+リターンムーブ」が確認された後にエントリーを検討。11.8万ドルを明確に上抜け、CCIが中立ゾーンに戻ればロングを、11.5万ドルを下抜けた場合は11.2万ドルのサポート割れリスクに警戒。日中の下落圧力により、サポート割れリスクは高まっている。
暗号資産市場は短期的にはレンジ相場で強弱が交錯しているが、中長期的な成長の論理は変わらない。機関投資資金の継続的流入、規制枠組みの明確化、技術革新の進展が市場の支柱となっており、地政学的リスクとボラティリティには引き続き注意が必要である。投資家は、ビットコインやイーサリアムのような規制対応資産の現物ETF、あるいはHyperliquidのような実際の収益モデルを有するDeFiプロトコルに注目する一方、高レバレッジ取引によるリスクにも十分に警戒すべきである。
🔔 リスク警告
本資料は情報提供のみを目的としており、投資の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。市場には常にリスクが伴います。投資をするにあたって、最終決定はご自分の判断と責任においてお願いします。
関連記事
▶ 仮想通貨の将来性・買い方など
仮想通貨アーダー(ARDR)とは?将来性や急騰した理由を徹底解説
2025年仮想通貨エアドロップおすすめ5選!最新一覧や受け取り方を徹底解説
仮想通貨マントラ(MANTRA/OM)はオワコン?将来性や暴落理由を徹底解説
仮想通貨BAT(ベーシックアテンショントークン)とは?将来性や使い道を徹底解説
SUBBDトークンとは?将来性ある?今後の価格予想を徹底解説【仮想通貨】
仮想通貨PAX Gold(PAXG)とは?トークン化ゴールドの将来性を徹底解説
【仮想通貨】WLFIエアドロップとは?やり方は?WLFI保有者向けUSD1エアドロップを実施
仮想通貨HIFI(Hifi Finance)の今後はどうなる?将来性・今後の見通しを徹底解説
仮想通貨Titcoin(ティットコイン)とは?価格動向や今後の見通しを徹底解説
ビットコイン(BTC)2025年の価格予想:9万ドルを突破できるか?
仮想通貨Vineとは?今後の見通し・将来性、価格予想を徹底解説
仮想通貨のインサイダー取引規制とは?金融庁の新規制を徹底解説
リップルの将来性:アフリカ決済拡大でChipper Cash と提携
にゃんまるコイン(NYAN)とは?買い方・購入方法・将来性を徹底解説【仮想通貨】
仮想通貨Aethir(ATH)とは?特徴や今後の見通し・将来性・買い方を徹底解説
リップル(XRP)の今後はやばい?価格予想や将来性・今後の見通しを徹底予想
リップル(XRP)は100万円になる?今後将来性ない?リップル裁判や2030年の価格予想を解説
ステラルーメン(XLM)は10000円になる?将来性ない?今後の価格予想を徹底解説
Pi Network(パイネットワーク)とは?仕組みや特徴、マイニングを解説
パイネットワーク(PI)、メインネット立ち上げ予定!OKXに上場決定!今後の価格予想は?
リップル(XRP)の今後はやばい?価格予想や将来性・今後の見通しを徹底予想
にゃんまるコイン(NYAN)とは?買い方・購入方法・将来性を徹底解説【仮想通貨】
リップル(XRP)は100万円になる?今後将来性ない?リップル裁判や2030年の価格予想を解説
ステラルーメン(XLM)は10000円になる?将来性ない?今後の価格予想を徹底解説
Pi Network(パイネットワーク)とは?仕組みや特徴、マイニングを解説
パイネットワーク(PI)、メインネット立ち上げ予定!OKXに上場決定!今後の価格予想は?
リップルの今後は?米SECとリップル社の交差控訴取り下げ、訴訟終結へ
リップルの将来性:アフリカ決済拡大でChipper Cash と提携
キャプテン翼の仮想通貨TSUGT(TSUBASA Governance Token)とは?今後の見通しを徹底解説
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)エアドロップとは?やり方を徹底解説
エルフトークン(ELF)とは?今後の価格予想・取引所・買い方を解説
パイコイン(PI)のロック解除とパイネットワークの配布状況を徹底解説
仮想通貨GoPlus Security(GPS)とは?エアドロップ・今後の見通し・将来性
仮想通貨Beeとは?マイニングのやり方・将来性・買い方を徹底解説
トランプ大統領「仮想通貨準備金」とは?XRP、ADA、SOLなど関連コインへの影響も解説
Pi Node(パイノード)とは?Pi Nodeの設定・やり方・報酬を徹底解説
仮想通貨cPen Network(PEN)とは?スマホで無料マイニングのやり方を徹底解説
仮想通貨Kaito(KAITO)とは?今後の見通し・将来性や買い方を徹底解説
仮想通貨Vana(ヴァナ)とは?将来性やエアドロップ・買い方徹底解説
ビットコインマイニングとは?BTCマイニングのやり方や報酬・リスクを徹底解説
パイネットワーク(Pi Network/パイコイン)マイニングのやり方を徹底解説
仮想通貨ニューロメーション(Neuro/NTK)とは?今後の見通し・将来性を徹底解説
仮想通貨LIBRA(リブラ)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説