イーロン・マスク氏、スペースX上場巡るロビンフッド・ソーファイ除外報道を否定 - 史上最大規模IPOへの懸念払拭へ
イーロン・マスク氏が、スペースXの株式公開(IPO)からロビンフッドとソーファイが締め出されるとの報道を正式に否定した。この声明は、史上最大規模となる可能性のあるIPOから小口投資家向け証券会社が除外される懸念が市場に広がった直後に発表された。
ロイター報道で個人投資家の利用懸念拡大
ロイターは3月30日、モルガン・スタンレーのE*Tradeが米国の個人投資家向けにSpaceX株の販売主幹事となる交渉を進めていると伝えた。
同報道は、SpaceXが取引からロビンフッドおよびソーファイを全面的に除外することを検討しているとも付け加えた。
「SpaceXのIPOは史上最大規模になる見込みだが、ウォール街の有力証券会社2社が関与できない可能性がある。ロビンフッドとソーファイはともにこの取引への参画を打診したが、SpaceXは両者を完全に除外することを検討している」とロイターは伝えている。
しかし、SpaceXのIPOにロビンフッドを含めてほしいとの要請を受け、マスク氏はこうした噂は事実無根であると明言した。
These reports are false
— Elon Musk (@elonmusk) March 31, 2026ロビンフッドがこのIPOで重要な理由
ロビンフッドは、2026年2月時点で2,740万人の資金拠出顧客を抱え、プラットフォーム全体の資産残高は3,140億ドルであったと報告している。
BCG Matrixのレポートによると、ロビンフッド利用者の中央値年齢は35歳であり、テスラやSpaceXの熱心なファン層と大きく重なっている若年層に強みがある証券会社。
Robinhood is the new Coinbase.
Think many undervalue them as a web3 powerhouse// but we know the game is about mindshare and user bases..
26.5 million customers with the median age of 35. As hood becomes a one stop shop for all financials, the new class of on chain crypto will…
SpaceXはIPOの最大30%を個人投資家向けに割り当てるとして協議していると伝えられ、これは通常の5%〜10%割当の約3倍に相当する水準。
このIPOは最大750億ドルの調達を見込んでおり、評価額は1兆7500億ドルに達する可能性。
ロイターの最初の報道を受け、ロビンフッドのHOOD株は約2%下落した。HOODとSOFIは、ともにこの案件への関与を打診し、E*Tradeやフィデリティと個人枠を巡り競合していた。
マスク氏の素早い訂正は、SpaceXのIPOが2026年6月の上場へ向けて順調に進行中とのこれまでの報道と一致する内容。
最終的にロビンフッドが正式な販売枠を得るかはまだ決まっていない。しかし、マスク氏の発言は個人投資家向けプラットフォームの除外が計画されていないことを示唆する。