BTCC 旧先物 強制決済ルール説明

btcc.comBTCC Support3ヶ月前

本説明は、BTCC スタンダード無期限先物(旧先物)の強制決済/減少決済に関する説明です。先物 Pro をご利用の場合は、Pro 専用ドキュメントをご参照ください。


強制決済のトリガー条件


口座残高が強制決済証拠金を下回ると、システムはリスク処置に入り、強制決済をトリガーします。
強制決済証拠金 = 使用証拠金 × 40%(実際はお知らせセンターの最新告知に準拠)。
口座モード:旧先物はクロスマージンのみ対応。
複数ポジション保有時の強制決済順序:複数のポジションを保有する場合、損失が最も大きいポジションから優先して強制決済を実行し、必要証拠金水準を維持できるまで続けます。
リスク限度額の段階制:旧先物はリスク限度で管理し、ポジションが大きいほど選択できる最大ロット数は低くなります。具体的な上限は商品ページに準拠します。

 

価格判定体系


旧先物の強制決済および損益判定は、プラットフォームの双方向気配(Average Price ではない)に基づきます。プラットフォームは最良買気配/最良売気配を採用:
ロング(買い):売却価格=最良買気配(Bid)を監視・清算の基準とする;
ショート(売り):買付価格=最良売気配(Ask)を監視・清算の基準とする。
K 線(ローソク足)はデフォルトで中間値を表示し参考用です。実際の約定やリスク判定はその時点の双方向気配に基づきます。 
 

リスク処置フローおよび手数料


処置順序:注文取消(事前処理) → 強制決済。
説明:複数ポジションを保有している場合は、損失の大きい順に強制決済します。
強制決済手数料(保険基金に計上、取引履歴では「強制決済」として表示):
USDT 本位先物:強制決済手数料 = 強制決済価格 × 強制決済数量 × 強制決済手数料率
コイン本位先物:強制決済手数料 = 強制決済数量 × 強制決済手数料率
爆倉が発生し強制決済手数料が徴収された場合、別途クローズ手数料はかかりません。
 

トリガー/計算の要点(旧先物)


強制決済トリガー規則:口座残高と強制決済証拠金(使用証拠金×40%)の比較で判定。
スプレッドとチャート:K 線は中間値表示;監視の基準は最良買気配/最良売気配の双方向気配であり、「チャート上の中間値は未到達でも、監視価格がトリガーに到達する」ことがあります。
旧先物は MMR 概念を使用せず、Average Price を強制決済や損益の判定根拠にしません。

 

破産価格


強制決済価格:強制決済トリガー条件到達時、プラットフォーム双方向気配に対応する閾値価格;
発注ロジック:市場の板厚、ベーシス、双方向気配などを総合し、できるだけ早く約定し爆倉余剰を最大化しつつ、市場へのインパクトを低減するよう破産注文価格を設定します。
 

リスク準備金と「社会化損失なし」


用途:穿倉(負残高)損失および認定された障害補償をカバー;BTCC は穿倉額を 100% 負担。
資金源:強制決済手数料等を含み、収入は保険基金に計上されます。
公示:可用残高と過去の収支をページ上で公示(実際の公示口径に準拠)。

 

よくある質問


Q1:表示されている「強制決済価格」に対し、実際の相場がその約定価格に達していないのに強制決済されたのはなぜですか?
A:旧先物の強制決済判定は Average Price ではなくプラットフォームの双方向気配に基づきます。ロングは売却価格=最良買気配(Bid)、ショートは買付価格=最良売気配(Ask)で監視します。K 線はデフォルトで中間値を表示し、双方向気配とは異なるため、「チャート水準は未到達でも監視価格がトリガーした」状況が起こり得ます。
 

Q2:強制決済の費用はどう計算しますか?固定の 1% や 1.2% ですか?
A:強制決済手数料率に基づいて計算します(口座のテイカー手数料ではありません)。
USDT 本位:強制決済手数料 = 強制決済価格 × 強制決済数量 × 強制決済手数料率
コイン本位:強制決済手数料 = 強制決済数量 × 強制決済手数料率
爆倉時は強制決済手数料のみ徴収し、別途のクローズ手数料は不要です。最新の料率は告知に準拠します。 
 

Q3:「社会化損失の分担(穿倉分担)」はありますか?
A:ありません。BTCC は社会化損失を行いません。清算後に負の権益(「穿倉」)が発生しても、BTCC のリスク準備金が穿倉額を負担し、ユーザーに追徴したり他ユーザーの利益から差し引くことはありません。