リチウム・アメリカス株(LAC)が前場で68%急騰した理由
リチウム・アメリカス(LAC)の株価が水曜日の前場取引で68%急騰した。米政府が同社への出資協議を進めているとの報道を受けた動きだ。米政府はエネルギー省による23億ドルの融資条件を見直すとともに、同社への出資交渉を進めていると伝えられている。
背景として、リチウム・アメリカスはゼネラル・モーターズ(GM)と共同でネバダ州のサッカーパスプロジェクトを開発中であり、米エネルギー省の融資支援を受けている。このプロジェクトは電気自動車およびエネルギー貯蔵用バッテリー向けのリチウム供給を目的としており、2028年までの操業開始を予定している。
トランプ政権、リチウム・アメリカスへの出資を検討
ロイター通信によれば、トランプ政権はリチウム・アメリカスに対し最大10%の株式取得を検討していると同時に、サッカーパス・リチウムプロジェクト向けの22億6,000万ドルのエネルギー省融資の再交渉を進めている。このプロジェクトはトランプ前大統領の第一期政権末期に承認され、融資はバイデン政権下で承認された経緯がある。
一方、トランプ政権関係者はバロンズ誌に対し、「これは優れた重要鉱物関連取引だ」と述べたものの、具体的な出資比率については明らかにしなかった。同関係者は交渉が継続中であることや出資規模が小さいことなどを追加で説明した。
同時に、ホワイトハウス関係者はロイター通信に対し、トランプ大統領が同プロジェクトを支持しているとしつつも、「無料のお金など存在しない」と述べている。
トランプ政権、米国製造業強化を推進
この報道は、トランプ政権が国内外企業からの投資拡大を通じた米国製造業の強化を推進する中で伝えられた。特にリチウム・アメリカスとの取引は、米国のリチウム供給網を再形成する可能性を秘めている。共和党・民主党の双方が同プロジェクトを支持しており、米国の重要鉱物生産拡大と世界最大のリチウム生産国である中国への依存度低減がいかに重要であるかを示している。
さらに、今回の出資案は、インテル(INTC)やMPマテリアルズ(MP)への同様の投資に続き、国家安全保障上重要と見なされる産業を支援するトランプ政権の最新の事例となっている。
LAC株は買いか?
ウォールストリートのアナリスト評価を見ると、過去3ヶ月間で買い2、保有4の「穏健な買い」コンセンサス評価が付されている。さらに、平均目標株価は3.69ドルで、現在の水準から20%の上昇余地を示唆している。

翻訳者: SteelHawk3