調査報告:上場後も利益を維持するアルトコインはわずか32%、大半は30~60日で価格が低迷

【記事ハイライト】
- 上場後30~59日間で初値以上を維持するトークンはわずか25%。
- 約300日後には、Upbitで強いパフォーマンスを示した銘柄も初値を下回る。
- 1年後、主要取引所で利益を維持するトークンは10%未満に留まる。
CoinGeckoが発表した新たな「Spot CEX Report 2026」は、市場にとって厳しい現実を浮き彫りにしている。主要な集中型取引所(CEX)に新規上場したトークンのうち、上場後30日間でプラスの価格推移を示すのは約32%に過ぎない。
これは、ほぼ10銘柄中7銘柄が上場後ほぼ即座に価値を維持できていないことを意味する。
早期の上昇は急速に減衰
強いスタートを切った少数派でさえ、その上昇は長続きしない。上場後30~59日の期間では、利益を維持しているトークンは約25%にまで減少する。
その後、下落は着実かつ予測可能なものとなる。より長期の時間軸では、取引所を横断してパフォーマンスはほぼ直線的に低下。12ヶ月後には、初値以上で取引されているトークンは10%未満にまで落ち込む。
これは、上場時の上昇の大半が持続的な需要ではなく、短期的な誇大宣伝によって牽引されていることを示している。
取引所による大きな格差
パフォーマンスは、トークンが上場される取引所によって大きく異なる。
- Upbitは初期パフォーマンスで首位に立ち、上場後30日時点で67%の上場銘柄が利益を維持。ただし、同取引所は最も低い上場率の一つでもあり、より厳格な選別が行われていることが示唆される。
- 一方、BinanceとOKXは約50%でそれに続き、KrakenやGate.ioは下位に位置する。
しかし、最も優れたパフォーマンスを示す銘柄でさえ、長期的なトレンドから逃れることはできない。Upbitの上場銘柄は、強いスタートにもかかわらず、ほぼ300日以内にすべて初値を下回り、早期の利益がいかに急速に逆転し得るかを示している。
際立つ例外
Coinbaseはやや異なる動きを見せる。同取引所に上場したトークンは、約6ヶ月後に「セカンドウィンド(追い風)」を得る傾向があり、時間の経過とともに遅延的な買い集めやより強い投資家の信頼が働いていることが示唆される。
同時に、流動性がここでは主要な役割を果たしている。テザー(USDT)やUSDコイン(USDC)などのステーブルコインが取引を支配し、全取引ペアの約66%を占めている。この集中は、新規トークンに流入する資本を制限している。
また、高出来高での上場や強い初期注目も、パフォーマンスを保証するものではない。多くの投資家が早期の利益を追い求めるが、誇大宣伝が収束すると急激な調整に直面することになる。
(翻訳者:Sn1p3rZ)
関連記事
返信するにはログインしてください
コメントするにはログインしてくださいコメント