S&PがUSDTを「最低評価」に格下げ—テザーCEOは「市場の誤解」と反論
信用格付け会社S&PがステーブルコインUSDTに「最低評価」を付与。ドルペッグの信頼性に疑問符がつく中、テザーCEOは即座に反論。
市場の波紋:S&Pの評価は暗号市場全体の流動性リスクを浮き彫りに。一方でテザー側は「準備金は十分」と主張。
業界の反応:主要取引所はUSDT取引を継続する方針を示唆。ただしDeFiプロトコルの中には担保割当を再検討する動きも。
皮肉交じりの現実:伝統金融機関が「リスク警告」する一方で、暗号業界は相変わらず「規制は過剰反応」と主張—2008年のサブプライム危機を彷彿とさせる構図。
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S&Pはこれらの資産が価格変動リスクを持ち、市場ストレス時に即座に現金化できない可能性があると指摘。金は長期的価値を持つものの米国債のように即時の大量換金が容易ではないため、1対1の償還を保証する準備資産としては適さないとの見解です。また、カストディアン(資産管理機関)や取引相手に関する詳細な情報開示が不足している点も懸念材料として挙げられています。
これに対し、テザー社のパオロ・アルドイノ(Paolo ARdoino)CEOはS&Pの評価を一蹴。同氏は金やBTCは世界的な不安定情勢に対するヘッジであると位置づけています。
Bitcoin, Gold and Land are the hedge against incoming darker times.
— Paolo Ardoino 🤖 (@paoloardoino) September 9, 2025
また、テザー社は1300億ドル以上の米国債を保有しており、そこから生み出される年間約150億ドルの利益が、BTCなどの価格変動を吸収する十分な資本バッファになっているとの見解を示しました。
仮想通貨市場もまたS&Pの格下げを意に介していない様子です。USDTは過去10年間の市場サイクルや他社の破綻を乗り越えてきた実績があり、新興国での決済需要も高まり続けています。市場参加者は格付け会社の評価モデルよりも、テザー社の圧倒的な収益力と実用性を信頼の根拠としています。
ただし、機関投資家や規制当局の信頼を完全に得るためには、準備金の管理体制に関するさらなる透明性が依然として重要な課題となっています。
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情報ソース:S&P