住宅ローンをブロックチェーンで革新──フィギュアがIPOで1株25ドル、7億8750万ドル調達へ
住宅担保ローン市場にブロックチェーン技術で切り込むフィギュアが株式公開へ──伝統的な融資システムを分散型台帳で置き換える野心がついに市場で評価される。
■デジタル化される不動産融資
スマートコントラクトが融資審査の効率を劇的に改善。書類作業を数日から数分に短縮し、銀行のレガシーシステムを真っ向から挑戦。手数料構造を再構築することで、借り手と投資家双方のコストを削減。
■機関投資家の熱い視線
設定価格25ドルは予想範囲の上限付近。総調達額7億8750万ドルはFinTech分野では今年最大規模のIPOの一つに。伝統的な金融機関が「ブロックチェーンは単なるバズワード」と冷笑してきたが、今やその脅威をまざまざと見せつけられる形に。
住宅ローン市場という巨大な伝統分野に、ブロックチェーンがついに本格的な突破口を開いた。銀行が数十年かけて築いた牙城は、コードによって瓦解し始めている──少なくともウォール街のアナリストたちがそう喧伝している限りは。
- フィギュア・テクノロジーズは新規株式公開(IPO)の価格を1株あたり25ドルに設定した。発行総額は7億8750万ドルとなる。
- 今回の発行は3150万株で、うち約2350万株はフィギュアが、800万株は既存株主が売却する。引受会社がオプションを行使すれば、発行株数は3620万株まで増加する可能性がある。
- フィギュア株は9月11日(現地時間)、ナスダックで「FIGR」のティッカーシンボルで取引が開始される予定だ。
SoFiの共同創業者マイク・キャグニー(Mike Cagney)氏が設立したブロックチェーン特化型融資プラットフォームのフィギュア・テクノロジーズ(Figure Technologies)は、新規株式公開(IPO)の価格を1株25ドルに設定し、7億8750万ドル(約1181億2500万円、1ドル=150円換算)の調達を見込んでいる。
プレスリリースによると、同社のクラスA株は、現地時間の9月11日にナスダック市場でティッカーシンボル「FIGR」で取引が開始される予定だ。
今回の公募は3150万株で、そのうち約2350万株はフィギュアから、800万株は既存株主からそれぞれ売却される。引受証券会社が買い増しオプションを行使した場合、さらに470万株が売却される可能性がある。
先週、同社のIPOは5億2600万ドル(約789億円)に増額されていた。
フィガーはこれまでに160億ドル(約2兆4000億円)以上の住宅担保ローンを組成しており、同社によれば非銀行系では最大の住宅担保ローン提供者だ。
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、ジェフリーズ(Jefferies)、バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ(BofA Securities)が主幹事を務め、ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)、スティフェル(Stifel)、みずほなどが引受証券会社に加わる。
公募は通常の引受条件を満たせば、9月12日に終了する予定だ。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:フィギュア・テクノロジーの共同創業者、マイク・キャグニー氏(CoinDesk archives)
|原文:Blockchain-Based Lender Figure Prices IPO at $25 Per Share, Raising NEARly $788M
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