リップルがXRPエスクローを売却しない理由:専門家が価格への好影響を解説
法律専門家のビル・モーガン氏は、リップルがXRPエスクロー保有分を将来的に売却するという批判に対し、その可能性を否定するとともに、この戦略がアルトコイン価格に与える好影響を説明した。
リップルのエスクローはXRP価格を支える要因
ビル・モーガン氏はX(旧Twitter)での投稿で、米証券取引委員会(SEC)でさえリップルのエスクローがXRP価格を下落させるのではなく支える意図で設計されたことを認めていたと指摘。同委員会がこれを「投資家に収益期待を与えるリップルの努力の一環」と評価していた事実を紹介した。
同氏は、これが「リップルがエスクローを放出する」という説を明確に否定する根拠の一つだと述べ、一部コミュニティメンバーが主張する「売却理論」を反駁。この発言は、エスクロー制度を支持するXRP保有者を批判する投稿への返信だった。
モーガン氏はさらに、2017年時点でリップルが550億XRPをエスクローしていたのに対し、現在は350億XRPを保有している事実を提示。毎月10億XRPが解放される仕組みながら、市場流通量が急増しない理由として、解放されたコインの大部分が再ロックされる仕組みを説明した。
実際にリップルはOn-Demand Liquidity(ODL)サービス向けにこれらのコインを活用。需要のある分のみが流通するため、XRP価格の下支え要因となっている。同社の事業拡大計画がさらにアルトコインの採用を促進する可能性も示唆された。
「売却説」が生まれる背景
モーガン氏は、こうした批判の背景には「XRP価格上昇に乗り遅れた」コミュニティメンバーの焦りがあると分析。ある批判者に対し「XRPが0.20ドルで取引されていた時期を逃したのか」と問いかける一幕もあった。
実際、XRPは2023年に0.20ドル前後で推移後、2024年も0.50ドル台で長期間横ばいが続いたが、第4四半期に500%超の上昇を記録。2025年現在も上昇基調が続き、先週は3.65ドルの史上最高値を更新している。
執筆時点ではXRPは3.50ドル前後で取引されており(CoinMarkETCapデータ)、24時間で小幅上昇している。
翻訳:BladeRunnerX