【業界革命】欧州初のブロックチェーンIPOが仏リゼ取引所に上場、従来の金融モデルを一変

2026年4月2日、パリ発――欧州金融市場に歴史的転換点が訪れた。パリを拠点とするリゼ取引所が、完全ブロックチェーン基盤によるIPO(新規株式公開)を欧州で初めて実施し、本日取引を開始した。この画期的なプラットフォームは、発行・取引・決済の全プロセスを24時間365日稼働の分散型台帳技術で統合。従来の引受主によるゲートキーピングを排除し、先着順での株式配分を実現することで、市場参加の民主化と効率化を劇的に推進する。サブスクリプション料不要のモデルは、機関投資家から個人投資家まで幅広い層へのアクセス拡大を可能にし、伝統的な金融インフラの限界を打破する革新として業界関係者の注目を集めている。
IPOの常識を覆す理由
STグループは、エアバスA350、A320、ダッソーのラファール戦闘機向けに高性能複合材部品を供給している。
トゥールーズに本拠を置く同社は、2025年に収益が300万ユーロとなり、前年比18.7%増となった。2030年には1100万ユーロの達成を目標とし、5年間で3.5倍の成長を目指す。
同社は既存顧客であるタレス・アレニア・スペースやフランス海軍との契約に基づき、今後10年間で累計5,900万ユーロのプログラム収益を見込む。
LiseはBNPパリバ、CACEIS、Bpifranceが支援。高コストや長期化によって従来の資本市場から締め出されがちな中小企業を主な対象としている。
「当社は、最も厳格な分野の期待に応え得る、信頼性と持続可能性を備えたフランスの産業プレイヤーを確立するという強い志とともにSTグループを築いてきた…」と発表文中でSTグループのトレントCEOは述べている。全文を読む
STグループの上場は、Liseを含むヨーロッパのトークン化企業がEUの議員らにDLTパイロット制度の改正を求める中で実現する。現行の上限規制では、オンチェーン市場が米国流出に傾くリスクがあると警告している。
4月9日の上場が成功すれば、規制当局にとってこれまでで最も明確な概念実証となる。