金相場が数年来の下落、4月の展望は? 著名エコノミストが「最悪の月」と警告
著名エコノミスト、ピーター・シフ氏が衝撃的な警告を発した。金価格が3月に10%近く急落し、2008年以来の「最悪の月」を記録したと指摘。伝統的な安全資産としての地位が揺らぐ中、4月の相場動向に市場関係者の注目が集まっている。
2月下旬、米国とイスラエルによるイラン空爆を受けてホルムズ海峡が閉鎖され、原油価格は急騰した。しかし、安全資産への資金流入は起きず、金は下落基調となった。BeInCryptoは、今月の金が1983年以来最大の週間下落を記録したと報じている。
Sprott Moneyによれば、「この下落の多くは、エネルギー価格上昇が連邦準備制度理事会(FRB)による今後数か月の利上げにつながるという誤った考えによるもの」とし、「狂気の沙汰」と評している。
アナリスト、4月初めに金価格の底を指摘
下落にもかかわらず、金価格はすでに回復を始めている。4月1日、アジア早朝取引で金は4700ドルを上回った。
シフ氏は、3月23日の安値が底打ちの可能性が高いとし、4月は1980年以来で最も強気な月になる可能性があると指摘した。Sprott Moneyも「先週末に狂気がピークに達した可能性がある」として、金価格の再上昇を予想している。
Sure, the Dow rose 2.4% today, but gold rose 3.8% and silver rose 7.3%. That means in terms of real money the value of U.S. stocks fell. Expect more of the same as the consequences of larger federal deficits, a weaker dollar, and rising inflation continue to erode real values.
— Peter Schiff (@PeterSchiff) March 31, 2026また、Kobeissi LetterはVanEck Gold Miners ETF(GDX)構成銘柄の95%がベアマーケット圏内にあると指摘した。
「過去4週間でこの数値は850%急増し、金鉱株はこの期間に25%下落、2023年以来初めてベアマーケット入りした」と投稿されている。
類似のシグナルは2023年末にも確認されており、その後346%超の数年にわたる上昇が続いた。そのため、見通しは全体的に強気なものの、地政学的・マクロ経済的な動向が今後も重要な注目材料となる。