BTCC / BTCC Square / BeincryptoJP /
リップルがCLARITY法案を支持、コインベースは離脱へ-規制の分水嶺で業界が二極化

リップルがCLARITY法案を支持、コインベースは離脱へ-規制の分水嶺で業界が二極化

Published:
2026-01-28 07:00:06
4
2

リップルがCLARITY法案支持 コインベースは離脱

仮想通貨業界が規制の十字路に立つ。リップルが米国下院で審議中のCLARITY法案への支持を明確にした一方、コインベースが同法案への支持から撤退したことが明らかになった。業界の巨人たちが真逆の方向を向き始めている。

リップルの決断-「明確さ」を求める戦略

リップルはCLARITY法案を「業界に必要な明確性をもたらす」と評価。同社は長年、SECとの法廷闘争を続けてきた経緯があり、法的枠組みの確立がビジネス展開にとって急務となっている。法案支持は単なる政治的スタンスではなく、生存戦略そのものだ。

コインベースの離脱-「不完全な解決策」との判断

一方、米国最大の取引所であるコインベースは、当初の支持姿勢を翻した。関係者によれば「法案が不十分で、むしろ革新を阻害する可能性がある」との懸念が背景にある。同社はより包括的な規制枠組みを求めてロビー活動を続ける構えだ。

業界の分裂-規制を巡る温度差

この対立は、仮想通貨業界内の根本的な亀裂を浮き彫りにした。一方は「何らかのルール」を急ぎ、他方は「完璧なルール」を待つ-伝統的な金融界から見れば、彼らが自らの足を撃ち合っているように映るかもしれない。

投資家への影響-不確実性が市場を圧迫

規制の不透明さは依然として市場の最大のリスク要因。機関投資家の参入を妨げ、価格変動を増幅させる。ウォール街のベテランたちは、暗号業界が自己規制すらできない様子を嘲笑しながら、ポップコーンを手に経過を見守っている。

今後への示唆-2026年の規制環境が形作られる

CLARITY法案を巡る駆け引きは、米国における仮想通貨規制の未来を決定づける可能性が高い。業界団体のロビー活動は激化し、議員たちは相反する圧力に晒されている。結果次第では、米国が暗号革新の拠点となるか、あるいは後進国に転落するかの分岐点となる。

伝統金融界は相変わらず、暗号業界が規制という概念を「分散型」に解釈しようとしていることに呆れ顔だ。彼らにとっては、ルールがないカジノより、ルールがあるカジノの方がまだマシ-少なくとも税金は確実に徴収できるからね。

CLARITY法案の目的

CLARITY法案は、米国仮想通貨規制の長年の争点「誰が仮想通貨市場を監督するのか」を決着させることを目的としている。

法案の本質は、SECとCFTCの管轄をより明確に線引きすることにある。

この線引きは、トークンの取引方法、取引所の運営、ステーブルコインの仕組み、DeFiが米国法の中でどう位置付けられるかに影響を与える。

The CLARITY Act just changed. The SENAte amendment adds more SEC power, more disclosures, tighter stablecoin rules, and DeFi oversight.

Coinbase has already opposed this version ❌ pic.twitter.com/XH0RB3XN7w

— BeInCrypto (@beincrypto) January 14, 2026

上院の修正案が政治情勢を変えた理由

下院は以前、多くの仮想通貨企業が支持したバージョンの法案を可決した。しかし上院銀行委員会は小幅な修正ではなく、全面的な書き換えを提案した。

上院案はSECの影響力を拡大し、トークンの開示義務追加、ステーブルコインの報酬制限、DeFiの一部に銀行型コンプライアンスや監視を導入している。

これらの変更は、大手仮想通貨企業のインセンティブを大きく変えた。

While long-overdue, this move by @SenatorTimScott and @BankingGOP on market structure is a massive step forward in providing workABle frameworks for crypto, while continuing to protect consumers. Ripple (and I) know firsthand that clarity beats chaos, and this bill’s success is… https://t.co/EWcml1NpBE

— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) January 14, 2026

コインベースが上院案に反対した理由

コインベースは、上院の修正がいくつかの「越えてはいけない一線」を踏み越えていると主張する。同社は、今回の案がCFTCの役割を弱め、SECの裁量権を拡大し、トークン上場についての不確実性を生むと指摘している。

さらに重要なのは、ステーブルコインの報酬制限に関する条項に異議を唱えている点である。ステーブルコインの利回りは、コインベースの消費者向けモデルの柱であり、伝統的銀行に対する競争手段となっている。

トークン化株式やDeFiに関する文言についても、革新を阻み、大規模に運用するプラットフォームに規制リスクをもたらすとコインベースは警告した。

After reviewing the Senate Banking draft text over the last 48hrs, Coinbase unfortunaTELy can’t support the bill as written.

There are too many issues, including:

– A defacto ban on tokenized equities
– DeFi prohibitions, giving the government unlimited access to your financial…

— Brian ARMstrong (@brian_armstrong) January 14, 2026

リップルが本法案を支持する理由

リップルの立場はまったく異なるビジネスモデルから生じている。リップルはこの1年で、機関向けインフラ、規制下の決済網、コンプライアンス重視の拡大へ大きく舵を切った。

リップルにとっては、規制がたとえ厳しくても「明確であること」のほうが不透明さより優先される。枠組みが明瞭になれば、銀行や決済事業者、機関がXRPやリップルネット、リップルのステーブルコインRLUSDに参加しやすくなる。

Even though Brad doesn't want to say it, you should know that whETHer or not the Clarity Act is passed, it won't affect XRP at all. https://t.co/yBm70jK6fM

— {x} (@unknowDLT) January 21, 2026

ステーブルコイン規制、リップルに追い風

上院案は、ステーブルコインを主に決済手段とみなし、利回り商品とはみなさない。この考え方は、RLUSDを利回りでなく決済・送金に特化させるリップルの戦略と合致している。

同じルールでも、コインベースにとっては競争優位性を失い、銀行に再び有利な状況となる。リップルにとっては、ステーブルコインを規制されたインフラとして位置づけ、リテール向け誘因で成長する競合の参入障壁を高める効果がある。

DeFiとコンプライアンスが規制の壁を形成

上院案はDeFiやオンチェーン活動に関するコンプライアンス要件も拡大している。これは、オープンなDeFiやリテール取引に密接な企業にとって、コスト増や法的複雑性を招く。

リップルのDeFiへの関与は限定的である。事業の焦点が企業向け提携であるため、厳格な規制が競合を減らし、既に法規制下で活動するプレーヤーに有利となる可能性が高い。

リップルにとってSECとCFTCの管轄問題は重要性低下

コインベースは一貫してCFTC主導型モデルを推進してきた。それが取引所やトークン上場の証券法リスクを減らすためだ。一方でリップルは、数年に及ぶSEC訴訟を経て、「どこが規制当局か」よりも予測可能性を優先している。

ルールが明確で安定している限り、リップルはSEC主導型の枠組みでも十分対応可能とみている。コインベースは、多種多様なトークンを取り扱う以上、SECの権限拡大によるリスクがはるかに高い。

CLARITY法案をめぐる議論は、もはや「仮想通貨業界対規制当局」という構図だけではない。自社の経済的利益に適した規制案を支持する企業同士による「仮想通貨業界内の対立」が鮮明になりつつある。

法案が成立しても廃案となっても、今回の分裂は業界の構造変化を浮き彫りにした。「規制の明確化」は全関係者にとって同じ意味ではないことを示している。

|Square

BTCCアプリを入手して、暗号資産取引を始めてみませんか?

早速始める QRコードをスキャンして、100M人以上のトレーダの仲間になりませんか?

当サイトで転載する記事は全て公開されたネットワークプラットフォームからのもので、業界情報を伝達する目的のみに限定し、BTCCの如何なる公式的な立場も代表するものではありません。著作権は全て原作者に帰属します。内容に著作権侵害や権利を侵害する可能性があるものが発見された場合は、[email protected]までご連絡ください。法に基づき速やかに対処いたします。 BTCCは、転載情報の正確性、时效性、完全性について、如何なる明示的または黙示的な保証も行うものではなく、これらの情報に依存して生じた如何なる直接的または間接的な責任も負いません。全ての内容は業界研究の参考として提供されているものであり、投資、法律、または商業上の意思決定への助言を構成するものではありません。BTCCは、本文の内容に基づいて行われた如何なる行為についても法的責任を負いません。