イーサリアム新規保有者数が急増!12月Fusaka後、驚異の110%増を記録
イーサリアムのネットワークに新たな波が押し寄せている。新規アドレス数が、ある重要な出来事をきっかけに急騰したのだ。
何が引き金になったのか?
12月に発生した「Fusaka」と呼ばれるイベントが、その分岐点となった。この出来事は、単なる技術的なアップデートを超え、市場の心理に直接作用した。その後わずかな期間で、ネットワークに初めて参加するユーザーの数が、前月比で110%という劇的な増加を示した。これは、単なる数字の上昇ではなく、資本の流れそのものが変化したことを示唆している。
新規参入者は何を求めて来るのか?
その動機は様々だ。DeFi(分散型金融)における新たな利回りを求める者、NFT(非代替性トークン)の次なるブームを先取りしようとする者、あるいは単に、伝統的な金融システムの鈍重な動き——例えば、投資信託の説明書を解読するのに半日を費やすような——にうんざりした個人投資家も含まれるだろう。彼らは、許可を必要とせず、24時間365日動き続ける経済圏への参加を選択した。
この流入は持続するか?
短期的な「FOMO」(取り残されることへの恐怖)に駆られた熱狂は、いつか冷める可能性もある。しかし、110%という数字が物語るのは、基盤となる技術やエコシステムに対する本質的な信頼の増大だ。開発者コミュニティの活発な活動や、スケーラビリティ問題への継続的な取り組みが、新たなユーザーにとっての「安心材料」として機能している。
結局のところ、金融の世界では、古いガードが新しい波を嘲笑うのは常套手段だ。しかし、歴史が示すように、真の破壊的変化は、最初は無視され、次に嘲笑われ、そして最終的には自明のものとなる。イーサリアムの新規保有者数の急増は、そのプロセスのほんの一幕に過ぎないのかもしれない。
イーサリアム保有者に強さ
イーサリアムのネットワーク活動は過去3週間で急拡大した。データによれば、新規アドレス(ETHと初めて取引するウォレット)が急増、同期間で約110%増加し、ユーザーの導入ペースが加速していることが浮き彫りとなった。
現在、イーサリアムでは1日あたりおよそ29万2000件の新規アドレスが追加されている。この急増は季節要因と構造的アップグレードが組み合わさった結果を示す。
2025年のクリスマスや年末年始のポジショニング、Fusakaアップグレードへの期待感が、エコシステム全体の関与を再び促進している状況。
新規アドレスの増加は、往々にして取引需要の拡大に先行する現象。すべての新規アドレスが長期投資家を意味するわけではないが、この規模での成長が持続すれば、参加者拡大の表れとなる。ユーザー流入が広がれば、流動性が厚くなり、市場の変動局面でも価格の安定性が高まる傾向。
強制保有も、イーサリアムにとって追い風
マクロ指標はまちまちだが示唆に富む。HODLウェーブ分析では、中期保有者(3~6カ月間ETHを保有するウォレット)の増加が見られる。こうした投資家の多くは2025年7月から10月にかけてポジションを構築した。
7月初旬に買った投資家は現在利益が出ている。一方で、7月中旬以降に参入した投資家は含み損を抱えたまま。この分布により、多くの保有者が価格回復まで売却を控える「強制保有状態」となる。こうした状況下では、押し目局面で売り圧力が下がり、一時的な下支えになる場合も。
ただし、価格上昇局面ではこれら中期層からの売却が誘発される可能性がある。ETHが買値水準に接近すると、売却リスクが高まる。この力学が、ロックされた供給分の利確売りを新たな資金流入が吸収しきれない場合、上値を抑制する要因となる。
イーサリアム価格、上放れ目前
イーサリアム価格は11月初旬から形成されてきた下降ウェッジ内で推移を続けている。現在の取引水準は約3141ドルで、ブレイクアウトの間近。チャート構造からはモメンタムが圧縮されており、しばしばその後の方向性拡大につながるパターン。
ウェッジは理論上約29.5%の上昇余地(4061ドル到達)を示唆。ただし、これを実現するには現状以上の強い買い圧力が必要。より現実的なシナリオでは、ETHがブレイクアウトし3287ドルを突破することで、短期的な3447ドル到達の道が開ける。
一方、マクロ環境の悪化やブレイク失敗時には下落リスクが残る。その場合、イーサリアムは再び3000ドル割れとなる可能性。こうした場合には2902ドルのサポート再試験となり、強気シナリオが無効化されレンジ相場を強める展開。