マイクロストラテジー(MSTR)、8月に17%急落 - ビットコイン保有プレミアム消失でBTC最大保有企業が試練に直面
MSTR)が2025年8月に株価で17%の大幅下落を記録した。同社はビットコイン最大の上場企業保有者として知られるが、ビットコインETFの台頭により「保有プレミアム」が薄れつつあることが要因と分析されている。BTCCアナリストチームは「マイクロストラテジーのビットコイン戦略の持続可能性に市場が疑問を呈し始めた」と指摘する。
ビットコインETFの台頭がMSTRの優位性を脅かす
2025年に入り、ビットコインETFの運用資産が急拡大。CoinmarkETCapデータによると、主要ビットコインETFの合計保有量はMSTRの保有量を上回った。これまでMSTR株は「ビットコインへの間接投資手段」としてのプレミアム評価を受けてきたが、この優位性が揺らいでいる。
8月の株価急落とその背景
8月25日の時点でMSTR株は90日間で17%下落。特に8月第2週には単日で9%下落するなど、激しい値動きが続いた。BTCCマーケットアナリストは「ETFの手数料競争が激化する中、MSTRのビジネスモデル再評価が進んでいる」と解説する。
mNAV(修正純資産価値)の動向
MSTRの評価指標として注目されるmNAV(ビットコイン保有価値を加味した修正純資産価値)は2.5倍から1.57倍に低下。WintermuteのアナリストJake Ostrovskis氏は「mNAVの縮小は市場の慎重姿勢を反映」と指摘する。
日本企業の動向との比較
日本ではMetaplanetがマイクロストラテジーを参考にビットコイン戦略を採用。2025年8月時点で1.14BTCを保有するなど、アジア市場でも同様の動きが広がっている。
今後の見通し
Capriole Investments創設者ChARles Edwards氏は「MSTRのビットコイン戦略は今後も有効だが、ETFとの差別化が課題」と分析。一方、米大学教授Hilary Allen氏は「企業の仮想通貨大量保有にはシステミックリスクがある」と警鐘を鳴らす。
マイクロストラテジーの対応
マイケル・セイラーCEOはQ2決算で「ビットコイン戦略を堅持する」と表明。同社は2020年からビットコインを積極的に取得し、現在約190,000BTCを保有する世界最大の上場企業保有者だ。