SEC、複数の仮想通貨ETF審査を延期|ETH、SOL、XRPなどが対象に-規制当局の「慎重な」アプローチが市場に波紋
仮想通貨市場が再び規制の壁に直面。米証券取引委員会(SEC)が複数のスポット仮想通貨ETF申請審査を延期したことが明らかになった。
影響を受ける主要銘柄
イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)など時価総額トップクラスの資産が今回の審査延期の対象に。当局は「十分な審査時間の確保」を理由に挙げているが、市場関係者の間では失望感が広がっている。
繰り返されるパターン
これはSECのお家芸-申請書類を積み上げ、時間をかせぎ、最終的に却下するお決まりのパターンだ。伝統的な金融機関が「投資家保護」を叫ぶ一方で、実際には innovation の足を引っ張っていることに誰もが気づき始めている。
市場の反応
短期的な価格調整は避けられないが、長期的な基本値は変わらない。仮想通貨業界は規制の迷路を抜ける方法を何度も証明してきた-今回も例外ではない。結局のところ、官僚的な遅延は技術の進歩を止められないのだ。
複数の仮想通貨ETFの審査期間延長
SECの公式文書によると、大手資産運用会社が申請するイーサリアムETFのステーキング機能に関する規則変更の審査に、より長い期間を設けることが明らかにされた。
ブラックロックのiシェアーズ・イーサリアム・トラストのステーキング修正案に関する新たな期限は2025年10月30日に設定された。
一方、フランクリン・テンプルトンのイーサリアムステーキング修正案は、11月13日が新しい期限となった。
さらに、同社が提案するソラナとXRPのETF申請は11月14日まで延期されている。
SECは提出書類の中で「提案された規則変更とそれに伴う問題を検討する十分な時間を確保するため、より長い期間を指定することが適切であると判断した」と述べている。
これらの延長は、2025年を通じて見られる同様の遅延パターンを踏襲しており、SECが証券取引法第19条(b)項に基づき、慎重な検討のために審査期間を延長する権限を行使している形だ。
慎重な姿勢と市場の期待
一連の審査期間延長は、デジタル資産分野におけるSECの体系的かつ慎重なアプローチを反映している。
これは、先行して承認された現物ビットコインETFの際にも見られた動きだ。
SECは過去に、ステーキング活動自体は証券に該当しないとの見解を明確にしている。
しかし、これらの機能をETF商品に組み込む際の規制の枠組みについては、依然として厳しい精査が続いているようだ。
その背景には、機関投資家の関心の高まりがある。
2025年8月までに約12億ドルの機関投資家資金が、イーサリアムETFに流入した。一例として、フィデリティのイーサリアムETF(FETH)は、1日で2億7,690万ドルを集めている。
欧州や香港といった海外市場で競合する仮想通貨ETF商品が登場していることも、SECが最終決定を下す上での圧力となっている可能性がある。
遅延が続いているものの、業界アナリストはSECが申請を即時却下せず審査を継続している点を前向きな兆候と捉えている。
これにより、2025年の10月から11月が、伝統金融における仮想通貨ETF導入の戦略的な転換点になるのではないかとの見方が広がっている。