KDDIが万博ウォレットでステーブルコイン市場に本格参入—テレコム巨人の仮想通貨戦略
日本の通信大手KDDIがついにステーブルコイン事業に参入。2025年大阪・関西万博の公式ウォレットを足がかりに、仮想通貨市場で存在感を拡大する。
■ テレコムからフィンテックへ
万博特需を睨んだ戦略的動き。既存の金融機関を尻目に、自社の巨大ユーザーベースを活用した新たな収益源を開拓。
■ 規制のグレーゾーンを突く
「安定性」を謳い文句にしながら、実際は伝統的な金融システムの隙間を縫うように市場参入。金融当局がまだ追いついていない制度の隙間を巧みに利用。
通信料金の値上げで不満を買うよりマシなのか、KDDIはついに「法定通貨の代わり」を発行する権利を手に入れようとしている—中央銀行ですら青ざめるほどの野望だ。
万博ウォレットの実績を活用した戦略的提携
KDDIとHashPortの資本業務提携は、大阪・関西万博で実証されたWeb3技術の社会実装を加速させる狙いがある。HashPortが開発・運営した「EXPO2025デジタルウォレット」は会期中に累計約100万ダウンロードを記録し、アプリストアの総合トップ100、ファイナンスカテゴリトップ10に複数回ランクインする実績を残した。同ウォレットは10月31日に「HashPort Wallet」としてリニューアルされ、ユーザーのNFTなどのデジタル資産を引き継ぎながら、ステーブルコインやポイントとの連携機能を拡充していく。
“KDDIは年内にも、共通ポイント「Ponta(ポンタ)」をステーブルコインに替え、送金や決済に利用できるようにする。” / “KDDI、ポンタでステーブルコイン 送金や決済可能に 万博ウォレット開発元に出資 – 日本経済新聞” https://t.co/wCROV2lD5C
— ˗ˋˏ 略してコグマ|ファスト飯探究家 ˎˊ˗ (@kogure) November 11, 2025今回の提携において、KDDIはHashPortに対して数十億円規模の第三者割当増資を実施し、HashPortはKDDIの持分法適用会社となった。
KDDI オープンイノベーション推進本部の舘林俊平副本部長は、HashPortが持つ万博での運用実績と高い技術力を評価。
「Web3ウォレットによるデジタル資産へのスムーズなアクセスが新たな体験価値を創出する未来に大きな可能性を感じている」とコメントした。
両社は相互の強みを活かし、KDDIのモバイルインフラや顧客基盤、金融事業のアセットとHashPortの技術力を組み合わせて、Web3サービスの企画・開発に協力して取り組む方針だ。
Pontaとau PAYを連携させた新サービス
提携の第一弾として、12月1日からHashPort Wallet内でPontaポイントからステーブルコインおよび仮想通貨への交換サービスが開始される。また、ステーブルコインおよび仮想通貨からau PAYギフトカードへの交換サービスも同時に提供され、取得したギフトカードはau PAYマネーライトへのチャージに利用できる。この連携により、Ponta会員約1億2,400万人とau PAY利用者約3,840万人という巨大な顧客基盤が、デジタル資産にアクセスできる環境が整備される。
🦝PontaでJPYC⁉️すげえ
KDDI、Pontaでステーブルコイン取引 万博ウォレット開発元に出資へ
KDDIが出資するHashPortアプリ上で「ポンタ」ポイントをステーブルコインに替え、送金や決済に利用でき、auPAYの残高にチャージも出来る
MetaMask😂ding-ding💦🦊も忘れないでw🙏https://t.co/3Nh7cdA2rn pic.twitter.cOM/m3wGuLCg19
HashPort Walletは9月に米ドルステーブルコイン「USDC」を主要通貨の一つとして採用することを発表しており、今回のサービスではこうした主要ステーブルコインとの交換が可能になる見込みだ。従来、仮想通貨やステーブルコインの利用は技術的なハードルが高く、一般消費者にとって敷居が高かったが、日常的に利用されているPontaポイントとの交換を可能にすることで、国内ユーザーのデジタル資産へのスムーズなアクセスを確立する狙いがある。
デジタル資産の社会実装に向けた両社の展望
KDDIとHashPortの提携は、日本国内におけるWeb3技術の普及とデジタル資産の社会実装において重要な転換点となる可能性がある。
HashPortの吉田世博代表取締役CEOは、「KDDIグループの幅広いサービスや顧客基盤と連携して、日本におけるデジタル資産の利用者層を飛躍的に拡大させることができる」と期待を表明している。
同社は大阪・関西万博でのウォレット開発・運用を通じて、誰もがデジタル資産に安全・簡単・自由にアクセスできる社会インフラの構築に取り組んできた実績を持つ。
KDDIは既にPontaポイントやau PAYを含む多様な決済手段を提供しており、今回のステーブルコイン事業参入により、ブロックチェーン上の金融サービスでも活用できる決済エコシステムの構築を目指している。日経新聞の報道によれば、ステーブルコインをau PAYの残高としてチャージできるようにする計画も進行中だ。両社は今後もHashPortの技術力や革新性とKDDIのアセットや経済圏を活用した連携を進め、デジタル資産へのスムーズなアクセスが新たな体験価値を生み出す未来の実現に向けて取り組んでいく方針である。