初心者向けリップル説明

【初心者向け】リップル(XRP)の特徴は?将来性はありますか?

ブータンCBDC(中央銀行デジタル通貨)試験運用に支援し、280億円規模のNFTファンドを発表するなど、最近はリップルのいいニュースが多いですね。今回の記事は常に時価総額上位のリップルについてご紹介します。

リップルはブータン中央銀行と締結し、リップルのCBDC(中央銀行デジタル通貨)試験運用をする。
リップル社が280億円規模のNFTファンドを発表

リップル

リップルはビットコインやイーサリアムの分散型の仮想通貨と異なり、アメリカのリップル社が会社の半分以上を保有し、中央管理者として存在しています。2004年プロジェクト開始された当時から国際送金の問題(時間と手数料がかかる)を解決するために作り上げました。

本来「リップル」はリップル社、リップルの送金システムを指す言葉なのですが、一般的にはリップルの独自通貨「XRP」も「リップル」として表示されます。この文章では「独自通貨→XRP」というように解説していきます。

XRPの特徴

リップル社が管理

上記で説明したようにXRPはリップル社が運営、開発していて、さらに様々な関連プロジェクトや政府との締結もあります。リップルの使命は現在の金融システムの問題を解決することなので、責任や目標が明確な中央管理者があったほうがいいかもしれません。

https://ripple.com/
中央集権的ではないほかの仮想通貨と違い、リップルはリップル社が管理している。
中央集権的ではないほかの仮想通貨と違い、リップルはリップル社が管理している。
https://ripple.com/

国際送金が簡単になる

XRPはブリッジ通貨としても知られ、2つの通貨の橋渡しができる通貨として活躍しています。

国際送金はこれまでコルレス銀行と呼ばれる中継銀行を通じて行いました。場所によって異なりますが、届くのは三日以上かかったり、手数料も数千円と結構不便でした。

例えば日本のAさんからアメリカのBさんに国際送金すると、まず日本の銀行からスタートし、一つまたは複数のコルレス銀行に通じて、アメリカの銀行に届き、Bさんに届きます。銀行を通るたびに時間と手数料が課されます。
例えば日本のAさんからアメリカのBさんに国際送金する場合、従来の国際送金システム「SWIFT」は、まず日本の銀行からスタートし、一つまたは複数のコルレス銀行に通じて、アメリカの銀行に届き、Bさんに届きます。銀行を通るたびに時間と手数料が課されます。

ただしリップルを使うと、数秒で、とても低い手数料で届くことができます。

ブリッジ通貨のリップルが存在することで、メジャー通貨だけでなく、ほかの通貨でもこういう形でリップルを通してすぐにほかの通貨に変えることができます。

またリップル社は世界各国の金融機関にリップルネットへの参加を呼びかけ、参加すると0.001ドルで4秒以内世界各国に送金することができます。すでに300以上の企業と締結していて、みずほや三菱UFJ銀行も!

発行枚数が決まっている

XRPは発行上限枚数の1,000億枚が発行当時からすべて発行されました。全部発行されたので、リップルは取引の承認などのマイニングが不要というのもビットコインと異なる点ですね。

XRPは送金システムを使用するたびに、とても小さな額を少しずつ消滅していく仕組みとなっています。リップルが普及し、枚数が徐々に減少したら、希少性が出て、価格も高くなるということです。


将来性

米国証券取引委員会(SEC)との「有価証券問題」についてはまだ注意が必要ですが、国際送金の難題を解決し、世界各国で大手企業や金融機関と締結しているリップルは、これからの将来性は充分にあると思います。


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