ビットコイン保有フィンテック企業「ブロック」、S&P500に正式採用決定…株価時間外取引で10%急騰
ジャック・ドーシー氏が創業したフィンテック企業ブロック(旧スクエア)がS&P500指数に採用されることが決定し、市場で大きな反響を呼んでいます。同社の株価はこのニュースを受けて時間外取引で10%以上急騰。ブロックの採用により、S&P500指数のテクノロジー株比重がさらに強まるとの見方が広がっています。
ブロックがS&P500に採用された背景は?
18日(現地時間)、CNBCやブルームバーグなどの報道によると、ブロックはエネルギー企業ヘス(Hess)に代わって23日の取引開始前にS&P500指数に正式採用される予定です。ヘスはシェブロンによる買収が決まったため指数から除外されることになりました。
S&P500指数への採用は、企業の規模や流動性、収益性など厳格な基準を満たした証とも言え、ブロックにとって大きなマイルストーンです。実際、指数採用決定を受けて同社株は時間外取引で10%超の急騰を記録しました。

なぜ指数採用で株価が上昇するのか?
インインデックスファンドの運用会社がポートフォリオ調整を行うため、S&P500に新規採用される企業の株価は一般的に上昇傾向を示します。BTCCのアナリストによると、「機関投資家による自動的な買い需要が生じるため、短期的な株価上昇要因となる」と指摘しています。
ブロックのビジネスモデルと戦略
ブロックは2009年にジャック・ドーシー氏によって設立され、2021年に社名を「スクエア」から「ブロック」に変更。ブロックチェーン技術を中核とした戦転を鮮明にしました。当初は決済端末事業で急成長を遂げた同社は、その後仮想通貨(仮想通貨)、融資、その他の金融サービスへと事業を拡大してきました。
特に注目すべきは、同社が2020年からビットコインを積極的に購入し、現在8,585BTC(時価総額約1,400億円)を保有している点です。共同創業者のドーシー氏は長年ビットコインの支持者として知られており、最近もSNSでオープンソースコーーディングプロジェクトを共有するなど、デジタル資産分野での影響力を維持しています。
S&P500指数の構成変化と市場影響
今回のブロック採用は今週に入って2件目のS&P500構成変更です。先日は広告技術企業「トレードデスク」がソフトウェア企業アンシスの買収に伴い指数に採用されました。CNBCは、これらの変更により「S&P500指数のテクノロジー株比重がさらに強まる」と分析しています。
CoinGlassのデータによると、ブロックの主要アプリケーション「キャッシュアプリ」は銀行・融資サービスへの全方位拡大を目指していますが、最近の業績変動の大きさが戦略の足かせとなっている面もあるようです。実際、同社株は今年に入って14%下落しており、市場の評価は分かれています。
今後の見通し
ブロックのS&P500採用は短期的には株価上昇要因ですが、中長期的な成長のためには決済端末「スクエア」へのビットコイン決済機能統合など、新たな収益源の開拓が鍵となりそうです。TradingVieWのチャート分析では、指数採用を機に機関投資家の保有比率が上昇する可能性が指摘されています。
この記事は投資判断の参考情報であり、これに基づく投資損失についての責任は負いません。市場動向については常に複数の情報源で確認することをお勧めします。
よくある質問
ブロックがS&P500に採用されたことで株価はどうなりましたか?
発表を受けてブロック株は時間外取引で10%以上上昇しました。指数採用企業の株価は一般的に短期的に上昇する傾向があります。
ブロックが保有しているビットコインの数量は?
ブロックは8,585BTCを平均取得価格約30,405ドルで保有しており、現在の時価総額は約10億1,000万ドル(約1,400億円)に達します。
S&P500指数の構成変更はどのくらいの頻度で行われますか?
S&P500の構成変更は必要に応じて随時行われます。今週だけでブロックとトレードデスクの2社が新規採用されました。