S&P500の「押し目買い」心理がビットコインを救う
米議会によるステーブルコイン流通規制法の成立と米国株指数の最高値からの後退を受け、ビットコインは売り込まれ、価格は11万6000ドル~12万ドルの統合レンジ下限を一時割り込みました。大幅調整が懸念される中、再び米国株が支えに。S&P500の押し目買いが活発化すると、ビットコインも即座に反発しました。
世界的なリスク選好の変化が依然として仮想通貨価格の主要な推進要因です。7月はS&P500が連続で最高値を更新し、ビットコインにとっても好調な月となりました。一方、ビットコインETFは60億ドルの資金流入を記録。これは専門ETF史上3番目の好成績です。イーサリアムETFも54億ドルの過去最高流入を達成し、遜色ない結果となりました。
7月末から8月にかけて状況は一変。デジタル資産への関心が冷え込み始めました。コインベースのビットコインプレミアムは5月以来初めてマイナスに転落。米国投資家の需要減退を示唆しています。ビットコインとイーサリアム先物の未決済建玉は、ビットコインの最高値比でそれぞれ13%、21%減少。Coinglassによれば、7月最終日には全仮想通貨で8億ドルのロングポジションが清算されました。
相場継続を疑う投機筋とは対照的に、仮想通貨トレジャリーはあらゆる条件でビットコインを買い続けています。7月28日~8月3日の週だけで、『Strategy』は2万1000コイン(24億6000万ドル相当)を取得。これはマイケル・セイラー氏の会社が記録を開始して以来3番目の大量購入で、平均取得価格は史上2番目の高値でした。その結果、Strategyの準備金は710億ドル以上に膨らんでいます。
今後のビットコイン動向は、米国株指数の運命とETFへの資金流入次第です。S&P500の上昇が一時的なものであれば、ビットコインは大幅調整を余儀なくされるでしょう。もし価格が以前の統合レンジ(11万6000~12万ドル)の中値を下回ったままなら、弱気派が主導権を握ることになります。
翻訳者: Sn1p3rZ