エアバス、中国で145機の「メガ受注」獲得…ボーイングを抑え市場独占体制を強化
エアバスは中国でA320Neo機145機の大型受注を獲得し、ライバルのボーイングを抑えて中国市場での支配的地位をさらに固めました。この受注は2025年までの納入予定で、中国国際航空(60機)、春秋航空(30機)、吉祥航空(25機)、CALC(30機)の4社に分配されます。中国市場におけるエアバスのシェア拡大戦略が鮮明になった形です。
エアバスが中国で145機の大型受注を獲得した背景は?
エアバスは中国の天津に最終組立工場(FAL)を保有しており、現地生産体制を整備しています。今回の受注により、エアバスは中国市場で500機以上の受注を達成。2026年までに中国の航空会社向け納入を完了する予定です。中国市場では737 MAXの安全性問題で苦戦するボーイングに対し、エアバスが優位に立っています。
ボーイングの中国市場での苦戦は続くのか?
ボーイングは2017年以来、中国市場で新規受注を獲得できていません。737 MAXの安全性問題に加え、米中貿易摩擦の影響も受けています。一方で中国国産旅客機C919の登場(2025年までに75機、うち25機を中国国内向けに納入予定)も市場構造を変える可能性があります。専門家は「中国市場ではエアバスが当面優位を保つが、長期的には三つ巴の競争になる」と指摘しています。
今回の受注の具体的な内訳は?
受注内訳は中国国際航空が60機(約95億ドル)、春秋航空が30機、吉祥航空が25機、CALCが30機。納入は2028年から2032年にかけて行われ(CALC分は2033年)、中国の航空需要増加に対応します。エアバスは「中国市場へのコミットメントを再確認するもの」とコメントしています。