中国、核弾頭工場を秘密裏に拡張…「ボタンを押せば即時発射」態勢を整備
中国が核弾頭生産施設を秘密裏に拡張し、「ボタンを押せば即時発射」可能な態勢を整えつつあることが明らかになった。専門家によると、中国は2030年までに核弾頭を1000発に増強する計画で、特にDF-5B大陸間弾道ミサイルの配備を急ピッチで進めているという。
核拡張の背景と現状
2019年以降、中国は核兵器開発を加速させており、Open Nuclear Network(ONN)とVERTICの共同調査によると、中国は2021年までに核弾頭製造能力を大幅に拡大した。特に「ピット」と呼ばれる核弾頭コアの生産施設が5年間で10倍に増強されたことが衛星画像で確認されている。
専門家は「中国の核拡張は単なる量的増加ではなく、即応態勢の強化が目的」と指摘。DF-5Bミサイルはアメリカ本土を射程に収め、発射命令から数分で標的に到達可能だという。
技術的進歩と戦略的意図
中国は「ショックチューブ」技術を導入し、核実験禁止下でも核兵器開発を継続。4つの新たな製造施設が確認され、うち1つは従来の10倍の規模を持つ。ワシントンポストによると、中国の核弾頭保有数は現在約3700発で、2030年までに1000発増強する計画だ。
「中国は核戦力の近代化を通じて、アメリカとの戦略的バランスを変更しようとしている」とBTCCアナリストは分析。「即応システムの強化は、核抑止力の信頼性向上が目的」と指摘する。
国際社会の反応と今後の展開
中国の核拡張に対し、国際社会は懸念を強めている。ある軍事情報専門家は「『ボタンを押せば発射』態勢は危機時の誤算リスクを高める」と警告。特に台湾情勢が緊迫化する中、中国の核戦力強化は地域安定への脅威と見なされている。
一方、中国当局は「自衛のための最小限の抑止力維持」と従来の立場を堅持。しかし専門家の間では「中国の核戦略が従来の『報復的抑止』から『先制攻撃能力』へシフトしつつある」との見方が強まっている。