WazirXユーザーは失われた資金全額を回収できない可能性 – その理由とは?

2023年のハッキング被害に遭ったWazirXユーザーは、近く一部救済措置を受けられる可能性があるが、全額ではない。裁判所が最初の提案を却下した後、WazirXは失われた資金の一部返還に向けた新たな計画を提出した。最終決定は6月20日までに下される見込みだ。
新たな期限:6月20日
WazirXはシンガポール高等裁判所に対し、2023年7月の大規模ハッキング事件後のユーザー資金返還計画を再提出。6月4日に却下された初回案に代わり、6月6日に正式な再審査請求を行った。
裁判所は取引所に対し、6月20日までに改訂案を提出する猶予を与えた。この日、裁判所はWazirXの提案が受理可能か否かを判断する。
全額返還が不可能な理由
WazirXの最新発表によると、同社は新たな事業構造下で営業再開を計画。シンガポールからパナマへの本社移転と「ZENSui」への社名変更も検討中だ。
一方で、同社はユーザーに対し資金の全額ではなく一定比率の返還を提案。これは被害者が損失の一部のみ回収可能であることを意味する。
計画が承認された場合、WazirXは破産宣告後に事業再建を図る方針。ただし重大な条件として、この補償案を受諾したユーザーは将来的な法的請求権を喪失する。
過去の不透明性と新たな約束
WazirXの透明性については長年疑問が呈されてきた。同社はシンガポールでのライセンス取得に失敗後、パナマに事業基盤を移し新名称で運営を継続。今回の再建計画も責任回避の手段と見る向きが多い。
現在440万人以上のユーザーが明確な説明を待っている。6月20日に新計画が承認されれば、凍結資金の一部返還が開始される可能性がある。ただし返金額・方法・スケジュールの詳細は依然不透明だ。
翻訳者: R4v3nX