XRP上昇の勢いは尽きた? オンチェーンデータが示す売り圧増加の可能性
XRPは6月22日のサイクル安値1.90ドルから約30%上昇し、現在2.58ドルで取引されています。しかし、2つの主要なオンチェーンシグナルが潜在的な調整を示唆しています。休眠フローの上昇は長期保有者(LTH)の売り圧増加を、NUPL指標の「信念」段階到達は利益確定売りの可能性を示しています。さらにRSIが72.95と過熱域にあることから、短期調整のリスクが高まっている状況です。
XRPの価格上昇は持続可能か?
XRPは6月22日に1.90ドルという2025年のサイクル安値を記録した後、堅調な上昇トレンドを維持し、7月11日時点で2.58ドルまで約30%上昇しました。この上昇は、アルトコイン市場全体の回復傾向と相まって注目を集めています。しかし、BTCCアナリストチームは「いくつかの技術指標とオンチェーンンデータが、短期的な過熱感を示している」と指摘しています。

XRP休眠フロー。出典: Glassnode
長期保有者の動向が示す警戒信号とは?
GlaSsnodeのデータによると、XRPの休眠フロー(過去に動きのなかったコインが取引所に流入する量)は6月22日に年間最低値を記録した後、11億9000万XRPまで上昇しています。休眠フローは長期保有者の活動度を示す指標で、値が上昇すると「古いコイン」が市場に流入していることを意味します。これは一般的に、長期保有者が利益確定を始めたことを示唆しており、過去の相場では価格調整の前兆となるケースが多く見られます。
「休眠フローの上昇単体では売りシグナルとは言えませんが、他の指標と組み合わせると注意が必要です」とBTCCのシシニアアナリストはコメントしています。「特に、2020年のブルラン後半と類似したパターンが見られます」
NUPL指標が「信念」段階に突入
XRPのネット未実現損益(NUPL)指標は0.56に達し、「信念」段階に入っています。この指標は、保有者が平均的に56%の未実現利益を抱えていることを示しており、過去のデータではこの水準に達した後、利益確定売りが増える傾向があります。

XRPネット未実現損益。出典: Glassnode
テクニカル指標も過熱感を示唆
日足チャートでは、XRPの相対力指数(RSI)が72.95と過熱域に入っています。RSIが70を超えると一般的に過買いとみなされ、反落のリスクが高まります。TradingVieWのデータによると、XRPのRSIがこの水準に達した後、平均7-10%の調整があったケースが過去1年間で3回確認されています。
「RSIが70を超えている状況で、出来高が減少傾向にあるのは警戒すべきサインです」と仮想通貨アナリストは指摘します。「短期的には2.45ドル付近のサポートラインが注目されます」

XRP価格分析。出典: TradingView
今後のXRP価格の見通しは?
現在の市場状況を総合すると、XRPは短期的な調整圧力に直面する可能性があります。主要なサポートレベルは2.45ドル、抵抗線は2.65ドルと予想されます。ただし、仮想通貨市場全体の強気相場が継続する場合、XRPもその流れに乗ってさらに上昇する可能性は残っています。
CoinGlassのデータによると、XRPの先物未平倉契約は過去1週間で15%増加しており、レバレッジ取引が活発化していることがわかります。このような状況では価格変動が大きくなる傾向があるため、短期トレーダーは特に注意が必要です。
本記事は投資アドバイスではありません。仮想通貨投資には高いリスクが伴います。投資判断は自己責任でお願いします。
XRPに関するよくある質問
XRPの休眠フローとは何ですか?
休眠フローは、過去に動きのなかった古いコインが取引所に流入する量を測定する指標です。この値が上昇すると、長期保有者がコインを動かし始めたことを示唆します。
NUPL指標の「信念」段階とはどういう意味ですか?
NUPLが0.5を超えると「信念」段階とみなされます。これは投資家が平均50%以上の未実現利益を抱えており、利益確定売りが増える可能性があることを示しています。
XRPのRSIが72.95というのは危険ですか?
RSIが70を超えると一般的に過買いと判断されます。過去のデータでは、この水準に達した後、7-10%程度の調整があったケースが多いです。
XRPの短期的なサポートレベルはどこですか?
現在のチャートパターンから、2.45ドル付近が最初のサポートレベルと予想されます。このラインを下抜けると、さらに下落する可能性があります。
長期投資家は今どうすべきですか?
短期の価格変動に左右されない長期投資家は、基本的な分析と自身の投資戦略に基づいて判断する必要があります。分散投資とリスク管理が重要です。