ノルウェーのGreen Minerals、ビットコインを財務戦略に採用し通貨ヘッジとして活用

ノルウェーの深海採掘および持続可能な鉱物資源開発企業Green Minerals ASは15日、インフレや地政学的リスクを背景に、従来の法定通貨からの分散を図るためビットコイン財務戦略を採用すると発表した。
2020年に設立されたオスロ拠点の同社は声明で、総額12億ドル規模の資金調達プログラムにビットコイン財務戦略を組み込む計画を明らかにし、初のHybrid Environmental DEEP Sea Mining(HEDSM)プロジェクト開始と連動させるとした。
Ståle Rodahl取締役会長は、ビットコインの「分散型で非インフレ的な特性」が、金融緩和圧力に直面する法定通貨に比べ魅力的な代替手段だと指摘。
「生産設備に向けた多大な資本支出を計画している当社にとって、このプログラムは通貨価値毀損に対する強力なヘッジとなる」とRodahl氏は述べ、Green Mineralsのような長期プロジェクトを抱える企業に適した戦略だと強調した。
同社は深海採掘におけるコア事業戦略は変更なく、ビットコインは既存プロジェクト計画を財務面で支援する役割と説明。
財務戦略を超えたブロックチェーン統合
Green Mineralsは、ビットコイン戦略が事業運営全体へのブロックチェーン実装に向けた第一歩だと表明。サプライチェーン透明性、鉱物原産地認証、業務効率化のためバリューチェーン全域でブロックチェーン技術を導入する計画。
この動きにより、同社は採掘業界における競争優位性と将来の規制要件への先行対応を図る。
透明性確保のため、Green Mineralsは「1株当たりビットコイン保有量」(BTC/株)というKPIを導入し、株主がデジタル資産価値を把握できるようにする。
同社はビットコイン財務戦略の進捗状況について定期的な市場向け更新を約束。"今後数日以内"に初のビットコイン取得を目指すと表明。
Green Mineralsはビットコイン専門家と協力し、取得・管理・報告に関する「透明性が高く安全な枠組み」を構築する方針。
この戦略により、同社は持続可能な鉱物採掘のリーダーかつ金融イノベーターとしての地位を強化。"PARtnership for Responsible Production"イニシアチブ開始準備を進めている。
この発表を受け同社株価は一時4倍以上に急騰したが、16日終値は35%安で取引を終了。時価総額は現在1億2317万ノルウェークローネ(約1217万ドル)。
翻訳: NeonGhoSTX