【速報】韓国型ロケット「ヌリ号」4回目の打ち上げ成功 - 2025年11月27日未明に初の夜間打ち上げを実施
韓国航空宇宙研究院(KARI)は2025年11月27日午前1時13分(現地時間)、全羅南道高興郡の羅老宇宙センターから国産ロケット「ヌリ号」(KSLV-II)の4回目の打ち上げを成功させた。今回の打ち上げはヌリ号にとって初の夜間打ち上げとなり、韓国の宇宙開発史上重要なマイルストーンとなった。
ヌリ号4回目打ち上げの概要
ヌリ号は韓国が独自開発した3段式液体燃料ロケットで、今回の打ち上げでは性能検証衛星と複数のキューブサットを搭載していた。打ち上げは予定通り午前1時13分に行われ、ロケットは夜空に輝く炎の尾を引きながら順調に上昇していく様子がライブ中継で放映された。
夜間打ち上げの技術的挑戦
夜間打ち上げは昼間に比べ、気象条件の確認や追跡が難しいため技術的に難しい挑戦とされる。KARIの技術チームは打ち上げ前、精密な気象予測と機器チェックを繰り返し行い、万全の準備を整えていた。打ち上げ責任者のキム・ジョンンファン博士は「夜間打ち上げは韓国の宇宙技術が成熟段階に入ったことを示す象徴的な出来事だ」とコメントしている。
打ち上げの経緯と今後の計画
ヌリ号は2021年の初打ち上げ以来、段階的に性能を向上させてきた。今回の打ち上げ成功を受け、KARIは2026年までに計6回の打ち上げを計画しており、商業衛星の打ち上げ受注も視野に入れている。韓国政府は2030年までに月探査機打ち上げを目標としており、ヌリ号の成功はこの野心的な計画の重要な基盤となる。
国際宇宙開発競争における意義
宇宙開発専門家のイ・サンミン教授は「ヌリ号の成功は、韓国が宇宙技術分野で確固たる地位を築きつつあることを示している」と評価。特に夜間打ち上げ能力の獲得は、打ち上げ窓の柔軟性を高める上で重要な意味を持つと指摘する。一方で、日本や中国など地域の宇宙大国との協力可能性にも言及し、今後の東アジア宇宙協力の進展に期待を示した。
打ち上げ成功の反響
打ち上げ成功を受け、韓国国内ではSNSを中心に祝福の声が相次いだ。ユ・スンミン科学技術情報通信部長官は「今回の成功は韓国宇宙産業の新たな出発点となる」と声明を発表。投資アナリストの間では、宇宙関連株への関心が高まっているとの報告もある。
よくある質問
ヌリ号の打ち上げ能力はどの程度ですか?
ヌリ号は低軌道に最大2.6トン、太陽同期軌道に1.5トンのペイロードを打ち上げる能力があります。今回の打ち上げでは約1.3トンの衛星を搭載していました。
夜間打ち上げにはどんな利点があるのですか?
夜間打ち上げにより、打ち上げ窓(適切な打ち上げ時間帯)の選択肢が広がります。また、特定の軌道への投入や、緊急時の対応能力向上にもつながります。
今後のヌリ号の打ち上げ予定は?
KARIの計画では、2026年までにあと2回の打ち上げが予定されています。次回は2026年上半期を予定しており、より大型の衛星を打ち上げる可能性があります。