【ニューーヨーク原油】トランプ氏「ロシアとの大きな進展」発言で下落転換…WTI1.2%安
米トランプ前大統領がロシアとのエネルギー協力に関する進展を示唆した発言を受け、ニューヨーク原油先物市場でWTI原油価格が1.2%下落した。専門家は「地政学リスク緩和の観測が広がった」と分析している。
原油価格急落の背景
6日(現地時間)のニューヨークマーカンタイル取引所で、WTI原油先物価格は前日比1.2%下落し、1バレル=80ドル台前半で取引を終えた。トランプ氏が「ロシアとのエネルギー分野で大きな進展があった」と発言したことが下落要因とみられている。
市場関係者の反応
BTCCアナリストチームは「トランプ氏の発言で、ロシア産原油の供給制限緩和期待が広がった」と指摘。Coinmarketcapデータによれば、同日の原油先物取引量は平時比37%増加し、価格変動率(ボラティリティ)も上昇した。
技術的な分析
TradingViewのチャート分析では、RSI(相対力指数)が43から37に低下し、売り圧力が強まっていることを示唆。短期移動平均線(10日)が長期移動平均線(20日)を下回る「デッドクロス」が形成され、さらに下落する可能性があるとの見方もある。
今後の見通し
市場関係者の間では「夏季需要期終了に伴い、原油在庫増加圧力が高まる」との見方が優勢。ただし、中東情勢やハリケーンシーズンの影響など不透明要素も残っている。ある筋は「80ドル割れも視野に入れておくべき」と警戒感を示した。