ACQUIREとRed Dunes Gamesが3つの新規IP開発で異文化協力--東京ゲームショウで初披露へ
- 異文化融合が生む3つの新規IP--開発コードネーム公開
- ACQUIREの実績vs Red Dunesの野望
- 東京ゲームショウ2024での初披露へ
- 『英雄レベル』リマスター版も2025年発売
- ゲーム産業の新たなグローバル協力モデル
日本の人気ゲームスタジオACQUIREとアラブ首長国連邦(UAE)の新興発売元Red Dunes Gamesが、3つの完全新作IPの共同開発で歴史的提携を結んだ。東京ゲームショウ2024で初公開される「Project Shadowcar」を筆頭に、日本と中東のゲーム産業を結ぶ画期的なコラボレーションが始動する。『八方旅人』の開発支援実績を持つACQUIREの技術力と、UAE勢の野心的な新規参入者が織りなす国際協力の行方に業界注目が集まっている。
異文化融合が生む3つの新規IP--開発コードネーム公開
ACQUIRE遠藤卓磨CEOは「日本のオリジナリティを重視する我々にとって、Red Dunes Gamesは理想的なグローバルパートナー」とコメント。3作品の開発コードネームは「Project Tremor」(都市破壊型怪獣バトル)、「Project Umbra」(ダークファンタジーーハンターアクション)、「Project Shadowcar」(列車を舞台にしたスパイスリラー)で、PC/コンソール向けに多言語対応でリリースされる。アラブ市場に詳しいBTCCアナリストは「文化交流というよりゲーム産業の新たなサプライチェーン構築」と分析する。
ACQUIREの実績vs Red Dunesの野望
東京本社のACQUIREはスクウェア・エニックス協力による『オクトパストラベラー』の開発支援、『天誅』『侍道』シリーズなどで知られる老舗スタジオ。一方2022年設立のRed Dunes GamesはSultan DARmaki氏らが創業したばかりの新興企業だ。Darmaki氏は「文化的境界を超える物語創造」を掲げ、ACQUIREのノウハウで自社のグローバル展開を加速させる構え。この提携には中東市場への日本コンコンテンンツ本格進出という戦略的意図も透ける。
東京ゲームショウ2024での初披露へ
9月25日開幕の東京ゲームショウでは「Project Shadowcar」が世界初公開される。列車内を舞台にしたスパイスリラーという異色の設定が話題を呼びそうだ。会場では試遊ブースを設置、開発陣によるステージイベントも予定されている。業界関係者は「日本のゲームデザインと中東資本の融合がどのような化学反応を起こすか」と興味津々だ。
『英雄レベル』リマスター版も2025年発売
ACQUIREは別途、2008年発売のPSP用3Dロールプレイングゲーム『英雄レベル』のリマスター版を2025年9月28日に発売すると発表。全3作を収録した『英雄レベル:リマスターコレクション』として、PS5/Switch/Steamで登場する。グラフィックの全面アップデートに加え、新規シシナリオやオリジナルサントラCDが付属。限定版は9,980円(税込)、DL版はSteamが2,480円など価格帯も明らかになった。
ゲーム産業の新たなグローバル協力モデル
この日UAE合作は単なる資本提携を超え、開発段階から共同でIPを育む稀有な事例。ACQUIREの技術的蓄積とRed Dunesの国際ネットワークが相乗効果を生むか注目される。一方で文化的差異に起因する開発プロセスの摩擦リスクも指摘されており、業界関係者は「成功すれば日本スタジオの新たな海外展開モデルになる」と期待を寄せる。東京ゲームショウでの反響が最初の試金石となるだろう。