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韓国・台湾が「先進国クラブ」入り…中国は「除外」 米資産運用会社が新興市場指数を再編

韓国・台湾が「先進国クラブ」入り…中国は「除外」 米資産運用会社が新興市場指数を再編

Author:
CyberWolf9
Published:
2025-07-23 19:36:03
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米資産運用会社ウィズダムツリーが、韓国と台湾を先進国に再分類し中国を除外した新たな新興市場指数「トゥルー・エマージング・マーケット指数」を発表。インド(35%)とブラジル(26%)に投資比重を大幅にシフトし、成長率向上を狙う。MSCIなど既存指数プロバイダーとの分類相違が浮き彫りに。

先進国昇格と中国除外の背景

ウィズダムツリーが7月21日(現地時間)に発表した報告書によると、同社は「マクロ経済の基礎的条件をより適切に反映する」として指数構成を大胆に再編。韓国と台湾を先進国に格上げした一方、中国を新興市場指数から完全に除外する異例の判断を下しました。

金融業界の関係者によれば、「この決定は単なる技術的な再分類ではなく、地政学的リスクを考慮した戦略的選択」との見方が強まっています。特に中国については「多くの投資家にとっての議論が市場の基礎条件から政治へと移行した」と指摘しています。

米国資産運用会社ウィズダムツリーのロゴ

指数構成の具体的な変化

新しい指数構成では、インドが35%と最大の比重を占め、ブラジルが26%で続きます。これに対し、従来のMSCI新興市場指数では中国29%、台湾18%、韓国11%の配分でした。

ウィズマムツリーが公開した成長指標分析によると、過去5年間の売上高成長率では新指数が17.2%と、MSCI新興市場指数(14.5%)やMSCI中国除外指数(14.6%)を上回りました。利益成長率でも21.7%と、他の2指数(ともに21.5%)とほぼ同等のパフォーマンスを示しています。

分類基準をめぐる業界の議論

現在、グローバルな指数プロバイダー間で韓国と台湾の分類に大きな相違が見られます。MSCIは韓国を新興市場と分類する一方、FTSEラッセルとS&Pダウジョーンズはともに韓国を先進国市場と位置付けています。

台湾についてはさらに複雑で、MSCIとS&Pは新興市場、FTSEは「先進新興市場」という中間カテゴリーに分類。ウィズダムツリーは「韓国は強いマクロ経済基盤を持つにもかかわらず、市場アクセスの障壁や為替規制、外国人の投資手続きの複雑さなどが先進国分類を阻んでいる」と分析しています。

投資戦略の転換点

今回の指数再編は、新興市場投資のパラダイムシフトを示唆しています。ウィズダムツリーは「継承された経験則ではなく、透明性の高い指標に基づいてグローバル投資配分を決定すべきだ」と強調。

具体的には1人当たりGDP、人間開発指数(HDI)、市場の深さ、信用力、経済的弾力性などの指標を総合的に評価。過大評価されていた巨大経済から、過小評価されていた成長経済へと資金を再配分する方針です。

業界専門家の見解

BTCCのアナリストチームは「この動きは単なる1社の指数変更を超えた意味を持つ」と指摘。「特に中国の除外は、多くの機関投資家のポートフォリオ再編を促す引き金になる可能性がある」と分析しています。

金融データプロバイダーのTradingVieWによると、今回の発表を受けてインドとブラジル関連ETFの取引量が急増。市場が新たな投資潮流を先取りする動きを見せ始めています。

※本記事は投資助言を目的としたものではありません。

よくある質問

なぜ韓国と台湾が先進国に再分類されたのですか?

ウィズダムツリーは強いマクロ経済基盤、高い1人当たりGDP、先進的な市場制度などを総合的に評価し、両経済を先進国に分類しました。特に韓国についてはIMFも先進経済体と認定しています。

中国が除外された主な理由は?

同社は中国に対する投資判断が純粋な経済指標から地政学的要素へとシフトしていることを指摘。市場アクセスの制約や政治的不確実性が投資環境を悪化させていると判断しました。

新しい指数の期待成長率は?

過去5年間の実績では売上高成長率17.2%、利益成長率21.7%を記録。長期利益成長率見通しも14.1%と、従来指数を上回るパフォーマンスが期待されています。

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