周杰倫が警告した元親友の蔡威澤、1億台湾ドル相当のビットコインを横領して逃亡?
台湾の人気歌手ジェイ・チョウ(周杰倫)の元親友で、ビットコイン投資家の蔡威澤(ツァイ・ウェイゼー)が、投資家から集めた1億台湾ドル(約4億5000万円)相当のビットコインを横領し、行方をくらませたと報じられています。蔡氏はかつてジェイ・チョウと親交があり、SNSで頻繁に交流していたことで知られていましたが、2024年に入ってから突然連絡が取れなくなり、投資家からは「詐欺ではないか」との声が上がっています。
蔡威澤とは何者か?
蔡威澤は台湾の著名なビットコイン投資家で、2017年から仮想通貨投資コミュニティで活動を開始。ジェイ・チョウとの親交をアピールすることで知名度を上げ、多くの投資家から資金を集めていました。2020年には自身の投資ファンドを設立し、「年利30%以上」を謳って資金を募集していました。

Source: 投資関係者提供
横領疑惑の経緯
問題が表面化したのは2024年10月15日、蔡氏の投資ファンドの参加者らが一斉に資金の返還を求めても応答がなくなったことがきっかけでした。参加者によると、蔡氏は10月11日に「Sorry Will stay off social for another bit. Expect temp void of response」という謎のメッセージを残してから連絡が途絶えたといいます。
被害者らは合計2300BTC(約1億台湾ドル相当)を預けていたと主張。蔡氏のInstagramアカウントは非公開に変更され、台北市内のオフィスも閉鎖された状態が確認されています。
ジェイ・チョウとの関係
蔡氏は2017年からジェイ・チョウと親交があり、SNSで一緒に写った写真を頻繁に投稿していました。2018年にはジェイ・チョウのコンサートにVIPゲストとして招待されるなど、親密な関係をアピール。これが投資家の信頼を得る要因になったとみられています。
しかしジェイ・チョウのマネジメントチームは「蔡氏とは個人的な付き合いがあったが、ビジネス上の関係は一切ない」とコメントしています。
被害者たちの証言
被害者の一人である張さん(仮名)は「蔡氏はとても親切で、ジェイ・チョウとの写真を見せてくれた。年利30%と聞いて全ての貯金を預けた」と語ります。別の被害者李さん(仮名)は「10月11日のミーティングで『特別な投資機会がある』と言われ、追加資金を振り込んだ直後に連絡が取れなくなった」と証言しました。
専門家の見解
仮想通貨アナリストの王さんは「有名芸能人との関係を利用した投資詐欺はよくある手口」と指摘。「特に台湾や香港では有名人の『つて』を信用する文化が強く、詐欺師に利用されやすい」と警鐘を鳴らしています。
法律専門家の陳律師は「仮想通貨関連の投資詐欺の場合、資金の回収は極めて困難」と説明。「台湾当局は国際刑事警察機構(インターポール)を通じて蔡氏の行方を追っている」と付け加えました。
今後の展開
現在、被害者らは集団で告訴手続きを進めており、台湾の金融監督管理委員会も調査を開始しています。仮想通貨取引所のBTCCは「蔡氏関連のウォレットアドレスを監視リストに追加した」と発表しました。
この事件は、仮想通貨投資における有名人推薦のリスクを改めて浮き彫りにしました。「友達の友達」というつてを過信せず、正式なルートで投資情報を確認することが重要です。
よくある質問
蔡威澤は本当にジェイ・チョウの友人だったのか?
2017年から2018年にかけて、2人が一緒に写った写真が複数SNSに投稿されていました。しかしジェイ・チョウ側は「プライベートな付き合いはあったが、ビジネス関係はない」とコメントしています。
被害額はどのくらいか?
現在のところ、2300BTC(約1億台湾ドル)相当の被害が確認されています。BTCの価格変動により、被害額は変動する可能性があります。
資金は回収できるのか?
仮想通貨の特性上、追跡は可能ですが回収は困難とみられています。台湾当局はインターポールを通じて国際的な捜査を展開しています。