アバランチ(Avalanche)、月間アクティブアドレス数が過去最高を記録—新規ゲーム参入が追い風に
ブロックチェーン界隈がまた熱い。アバランチネットワークが月間アクティブアドレス数で史上最高(ATH)を突破—DeFiとゲーミングのシナジーが効いた結果だ。
新規参入したP2Eゲーム『ドラゴンフロント』がユーザー流入のトリガーに。一方で「仮想通貨ゲームは結局のところ、投機マシン」と冷笑するアナリストも—金融庁(FSA)の監視リストに載る日は近いか?
ネットワーク使用量の急増はスケーラビリティ証明の好材料だが、トークン価格は依然として年初比-12%。インフルエンサーたちは「次はこそ」と叫ぶが、市場は冷ややかだ。
ゲーム導入で急増するユーザーとNFT取引
アバランチ上の1日あたりの取引数は、5月15日に1,235万件と史上最高を更新。5月17日には、1日で64万8,000ものアクティブアドレスが記録され、月間のピークとなった。
この急増の主な要因とされるのが、「メイプルストーリーUniverse」のブロックチェーン統合だ。
同ゲームは、大手IPの「メイプルストーリー」を活用したブロックチェーン基盤のバーチャルワールド「MapleStory Universe」だ。
主力タイトル「MapleStory N」は、NFTを活用した大規模多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)で、新しい仮想通貨NXPCが経済の中心を担う。
NXPCは取引手数料やNFTアイテムのトレード、ゲーム内通貨NESOの安定化に使用され、総供給量は10億トークン。プレイヤーはアイテムをNFT化し、リアル経済と連動した報酬を得られる。
現在、モバイル版や独自ゲーム作成プラットフォームも計画中で、コミュニティ主導の持続可能な経済構築を目指している。
同ゲームの開発元ネクソンは、2024年3月にアバランチと戦略的パートナーシップを締結。MapleStory Nを含むエコシステムを、アバランチの高速な取引処理とスケーラビリティを提供する「サブネット」技術で構築している。
同ゲームが正式リリースされたことで、アバランチ上でNFTの発行や交換、ゲーム内資産の売買などの取引が盛んになったかたちだ。
スマートコントラクト数も増加
また、アバランチ上で稼働するスマートコントラクトの数の増加も見られる。この動きは、同ネットワーク上の分散型金融(DeFi)などのアプリケーション利用の活況が理由と考えられる。
一例として、米資産運用大手ブラックロックのトークン化された短期米国債ファンド「sBUIDL」が15日、アバランチブロックチェーン上のDeFi「Euler」で担保として採用。
sBUIDLは、約30億ドルの「BUIDL」ファンドをSecuritizeのsTokenフレームワークでERC-20トークンとして発行したものだ。
ユーザー(主に機関投資家)は、sBUIDLを担保にステーブルコインを借りることが可能となり、AVAX報酬も獲得できるようになった。
Kaiki Tsuchioka
2020年より仮想通貨(仮想通貨)投資を開始。2021年より仮想通貨の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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